わたしは過去に二度、

引きこもりになってる。



1度目は、高校生のとき。

2度目は、結婚して専業主婦だったとき。




どちらも守るものが無く、

しがらみも無く、

精神的には自由だった。(と思う)





最初は面倒くさくて、ゴロゴロしてた。


そのうち昼夜逆転して、

朝8時頃寝て、

夕方4時頃起きる生活になった。




まっとうな社会生活が送れない。

外出もできない。





疲れているから横になるのに、

寝ても寝ても

疲れが取れなくて、

深く眠れなくなる。




休んでるのに気力が落ちて、

体力も落ちて、

自堕落になり、

覇気がなくなり、

鬱になる。





疲れたから休んだのに、

休みまくっても、

余計人生に疲れる。




どちらの引きこもりも、

2年くらい続いた。

服薬もした。

(こうなると、昼夜逆転してるので、診療時間に出向くのもしんどかった)




めちゃダラダラ過ごしたのに、

それでも、スッキリはしなかった。


身体は休まったのかもしれないが、

精神的にはむしろ余計に苦しくなった。



暇だと、あれこれよからぬ妄想や

死に関する妄想をしてしまう。




薬の離脱症状で

かなり痛い目を見た。

やめときゃよかった。





だから

「疲れたら極限まで休め論」に関しては、

わたしは今もちょっと懐疑的。




たまに、他人の相談に乗る仕事の人で


やたらめったらなんでもかんでも、

「頑張りすぎだから休んだほうがいいよー」

と言ってる人を見かけるが、
 

相談に乗る側として

根本的な問題解決の助言をせず

ただ「休め」としか言わないのは、

ぶっちゃけ、手抜きにしか見えない。




「頑張りすぎだから休みなさい」

言うのは簡単だ。






わたしは、極限ではなく

適度にちょっと休むくらいが、

ちょうどいいと思っている。



「あー。休んだけど、もうちょっと休みたいな〜」

というくらいが、ベストだと思っている。






過去に二度の引きこもりで

疲れたから休んだけど、 

極限まで休んだけど、

むしろ余計疲れた。





たぶん、

私の場合。



ある程度の不自由さの中で、


他人の目を感じて必要に迫られながら

適度に「やりたくないこと」をやり、


その枠の中で

ささやかな「やりたいこと」をやるのが


幸せを感じられて

活力ある生活ができるのだろうと思う。




だから、今の環境が

なんだかんだで

一番いいのだと思っている。




今のところ、

多少の不自由さはあるが、

今が人生で一番楽しい。