いがぐりこです。

 

 

お婆さんが、ベッドから降りて(落ちて)しまう。

 

 

昨日、こんな出来事があって。

 

◆お婆さんが倒れた。1月1日の出来事。

 

 

 

今日は、トイレに行こうとして

 

とても行けない状態なのに、

 

「便所へ行く」と言って

 

ベッドから這って降りてしまった。

 

というか、ずり落ちる。

 

 

 

ちなみに、

 

「便所へ行く」と言っている時点で

 

すでに、小便は(大便時も)出てしまっている。

 

 

 

そんなことが、朝から5回以上あった。

 

 

 

大人しく寝て居てくれれば

 

オムツとパットの交換だけで済むのに、

 

 

それに加えて、

 

ベッドから降りて(落ちて)しまうので、

 

また、ベッドへ引きずりあげる作業が必要になる。

 

 

右肩を負傷して固定しているので、

 

痛めないように細心の注意をはらって

 

慎重に引きずりあげる。

 

 

 

こんなに細いのに、重たい。

 

細長い米袋を引き上げるような感覚。

 

 

 

安静にしてなくちゃいけないのに

 

突発的に動き出そうとする。

 

 

 

おばあさんのオムツのパットの交換は

 

姑がいるときは、

 

主に姑がしてくれる。

 

 

 

姑が「お婆さん!寝てなくちゃダメだよっ!」と言った。

 

「動かしてぶつけると、治るものも治らないよっ!」

 

「こうして落ちちゃうと、みんなが困る!」

 

「トイレへ行っても、だれもおばあさんを支えられないだよっ!!」って。

 

 

そんな言い方しなくてもいいのに・・・と、

 

方言訛りが、やっぱりわたしには、キツく聞こえる。

 

 

 

姑は腰のガンを患っているので

 

患部を痛めないために、

 

お婆さんのお尻を拭くところまでしてくれる。

 

 

パットをつけたあと、

 

オムツとズボンをあげたり、

 

ベッドへ引き上げたり、

 

水を飲ませるときに上体を起こしたりする力仕事は、

 

私の役目。

 

 

 

 

わたしが腰を悪くするのも、時間の問題だろうなぁと思う。

 

素人だから。

 

 

プロならもっと、力の加減をうまく使って

 

上手にやるんだろう。

 

 

 

せめて、介護ベッドの手配を早くしたい。

 

ケアマネージャーさんは、年明け4日からの営業だそうだ。

 

それまでの辛抱。

 

 

 

お婆さんは、姑のことは認識しているようだ。

 

「嫁っ子」とわかるから、

 

姑の言うことは、あまり聞かない気がする。

 

 

 

私のことは、認識してるんだろうか???

 

もしかしたら、わたしのことは

 

家族だとは、よくわかってないのかもしれない。

 

 

 

「他人」だからなのか?

 

私の言うことは、比較的、穏やかに聞いてくれる。

 

 

 

 

こんな時、男の人は頼りにならない。

 

舅は脳梗塞で半身が利かないので

 

力仕事の要員にならないし、困ったことがあると私に言ってくる。

 

 

「おばあさんがまたベッドから降りようとしてるぞ!」

 

言うだけ。

 

 

 

家族が夕ご飯を食べている間、

 

 

わたしは、お婆さんの部屋で

 

おばあさんの上体を起こして、

 

おかゆを喉に詰まらせないように食べさせ

 

(右腕を負傷してるので)

 

鍋の汁をゆっくりと飲ませた。

 

 

 

赤ちゃんの離乳食と同じだ。

 

 

 

食後しばらくの間、

 

お婆さんを監視しつつ、

 

お婆さんの部屋で一緒に、駅伝のニュースを見た。

 

 

 

ゆっくりとした時が流れた。

 

 

 

おばあさんは、昔から駅伝が好きで、

 

正月に駅伝を見るのを毎年楽しみにしていたが、

 

それももう、わからないらしい。

 

 

「わしゃァ、こんなの見たこたァ無い」

 

と言っていた。

 

 

 

ニュースで駅伝の選手が足を痛める様子が流れて、

 

「ああ、足が痛そうだねぇ」と私が言うと、

 

「ほうほう」と、お婆さんが

 

わかってるのか、わかってないのか、返事をした。

 

 

 

この部屋だけ、

 

時間が止まっているような

 

不思議な感覚に襲われる。

 

 

 

その後すぐに、

 

お婆さんが横になる、といったので

 

わたしはまた、お婆さんの足をベッドに上げて、

 

(リクライニングしない普通のベッドなので)

 

お婆さんの上体を支えながら、

 

枕の位置に寝かせた。

 

 

 

少しして、お婆さんの寝息が聞こえたので、

 

 

舅におばあさんをまかせて

 

まだ新年のご挨拶の済んで居ない近い親戚に

 

挨拶に行ってきた。

 

 

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帰ったらやはり

 

「おばあさんが、また言うことをきかなくて、動いたぞ!」

 

と、舅が言っていた。

 

 

 

とりあえず、正月休みが終わって

 

病院が始まったら、受診に行くのと、

 

ケアマネさんに連絡する。

 

 

脱ぎ着させやすい介護用のパジャマを買わなければ。

 

 

夜、何も起きませんように。。。