静岡県の漁村に暮らす

心屋認定講師

いがぐりこ、こと、栗林あやです。

 

 

 

うちの婆さん(旦那の祖母91才)。

 

 

ほぼ歩けないつたい歩きの状態なのに

 

洗濯物を取り込みに

 

フラフラと外に行こうとしたり、

 

食器を洗おうとして

 

突発的に立ち上がろうとするようになってしまった。

 

 

 

やべえな・・・

 

いまにも転倒しそう。

 

 

家族が何度も何度も、

 

おばあさんを制するが、

 

 

「洗濯物いれにゃ!!!」

 

「洗い物せにゃ!!」

 

と、ヨタヨタと這って、背戸に向かおうとする。

 

 

 

話し相手の舅がなんとかして

 

お婆さんの気を引こうとするが、

 

おばあさんは

 

「洗濯物いれにゃ!」とゴリ押しで、

 

一向に引っ込まない。

 

 

 

そのうち落ち着いて、

 

別のことをしはじめた。

 

(子供達が工作でテーブルに貼り付けた、シールの跡を剥がし始めた。)

 

 

 

 

こうして、人間は衰えて、

 

転倒して、骨折して、歩けなくなり、

 

手術もできずに予後不良・・・という流れで

 

人生の幕を閉じていくんだなぁ。

 

 

 

同居当初、

 

あんなに口うるさくて、

 

嫌味やぐちを、言っていたお婆さん。

 

 

 

通常の感覚でいったら、

 

わたしは不謹慎なことを書いているのかもしれない。

 

 

 

でも、そんなお婆さんが

 

衰えてゆく様を間近で見て、

 

こんなふうに人生って終盤を迎えるのだな。

 

と、妙に冷静に思った。

 

 

 

 

 

ちなみに、

 

背戸に洗濯物は干していない。

 

食器の洗い物もない。

 

 

 

おばあさんは、完全にボケていて、

 

どうやら、

 

自分が家事をしていた頃の時代に

 

脳内だけがタイムスリップしているらしい。

 

 

 

「洗濯物いれにゃ!!!」

 

「洗い物せにゃ!!」

 

 

 

その昔、そんなふうに自分を奮い立たせて

 

家事をしていたんだろう。

 

背戸に、洗い場でもあったんだろうか。

 

 

おばあさんの当時の片鱗を見た思いがした。

 

 

 

 

 

明日はおばあさん、デイサービス。

 

それに合わせて、

 

わたしは東京に行きます。

 

 

明日、東京五反田にて開催の
 

心屋塾初級セミナー。

 

 

欠席者がでましたので、1名さま、募集中です。


ご参加お待ちしています。

 

 

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