舅が脳梗塞になった。

日常生活は、できる。


先週の始め、

舅が
「夜中にベッドから落ちて、
 右腕を打った」

と言ったので、
見ると、

右腕に力が入っていないようだった。


負傷した右手でうまく
ご飯が食べられないので、

左手を使って、
スプーンで食べていた。

なんだか、痛々しかった。


それから、というもの、

舅は
なんだかぼんやりした様子で、

口数が少なくなり、

ご飯もあまり食べないし、

部屋に引きこもりがちになった。


家族が、打撲や脳梗塞を疑って、
病院に行くことを
やんわりと勧めていたけど、

病院嫌いの舅は、
「じきに治るから、つべこべ言うな!」と、

かたくなに拒んだ。


そして、
先週の金曜日、

いよいよ、姑が、
「あまりにも長引いているではないか」

「脳梗塞かもしれないから、
 一度みてもらえ。」と、

半ば無理矢理、

地域の総合病院に
舅を連れて行った。



私の住む地域は、
医師不足が深刻化している。


総合病院はあるのだけど、
毎日、すべての科が診療しているわけではなく、

医師が週に数回、
交代で
都市部の他の病院から、やってくる。

なので、
総合病院なのに、
行きたい科が休診、なんてことが、
よくある。


金曜日も、脳外科の主治医が
居ない日だったので、

他の先生が
簡易的な検査をして、

「脳梗塞の疑いがあるようだか、
 詳しい検査は月曜日にまた来てください。」

「右腕は、開業医の
 整形外科にみてもらったらどうか?」

と、言われて、
舅は、帰宅した。


右腕は、
開業医に見てもらって、
だいぶ良くなり、

ご飯も、普段どおり
右手で食べられるようになった。


そして、今日。午前中。

もう一度、
総合病院で検査したところ、

やはり「脳梗塞」とのことだった。


そして、
ここの病院の施設では、

さらに詳しい検査や治療ができない、
とのことで、

紹介状を書いてもらい、
明日、都市部にある
大きな病院に行くことになった。

………

もう、まさに、
「たらい回し」だ。


今のところ、
舅は、

今までどおり、
日常生活を送れている。


ご飯も食べているし、

多少、
ろれつが回らないような??
気もするけど、

会話もできている。


おそらく、軽度なのかな??
どうかな……。

ああ、
こわいなぁ。


明日の、都市部の病院での検査、

どうか、
良い結果でありますように(>_<)