さっきの続き。
わたし、姑にこの一言いわれて、
すごい、怖くなった。
言われたのは
「ダメじゃん!ちゃんと聞いてにゃ!」ってだけなのに、
・僅かな情報だけで、否定的な判断をするのはよくない。
・ぐりこはいっつも否定的で早とちり!
・ぐりこはすぐ誤解する!勝手に決めつけるな!
・人の話を聞く勉強をしてるのに、そんなことでどうするか!
・ちゃんと人の話を聞け!!
って、そんな風に姑に非難されているようで、
心臓がバクバクした。
でも、今回は、どこか冷静な自分もいて。
「お!!!わたし、このセリフにすんげー反応してる!
ザワザワするセリフ、見つけた!ラッキー!」って、思った。
忘れないように、慌てて、スマホにメモする。
姑には
「ザワザワするセリフ、ありがとー(´∀`)」って
心の中でお礼を言って、
ササッと、その場を後にした。
で、スマホにメモした、
「ダメじゃん!ちゃんと聞いてにゃ!!」を見る。
しげしげと見る。
…バクバク。バクバク。
うーーーーー。いやーーーー。
見るだけでドキドキする。
う~ん。
なんで、わたし、このセリフにこんなに反応してるんだろ?
昔誰かに言われた??
う~ん。
…思い当たらないなあ。
う~ん・・・・。
…?!
ん?!もしかして、このセリフ!!
誰かに言われたんじゃなくって、
私が言いたかったのかも!!!ヽ(*'0'*)ツ
・私を否定的な目で見ないで!
・私のこと誤解しないで!
・私のこと決めつけないで!
・私の話を聞いてよ!!
わたし、これを言いたかったんだ。(ノ゚ο゚)ノ
このセリフを言いたかったのに、言えなかった出来事、
何かあったかなぁ????
……
…で、過去をさかのぼったら、ありました。
わたし、4歳から書道を習っててね、
近所に住んでた2歳年上の、あかねちゃんと、一緒に通ってた。
通い始めたばかりの、何もわからない私にとって、
2歳年上のあかねちゃんは、頼りになる先輩だった。
毎回、半紙に何枚も字を書いて、先生に添削してもらうんだけど、
その書いた半紙を、
あかねちゃんは、花丸がついたのだけ残して、
あとは、ごみ箱に捨ててたの。
わたし、それ見て、それが普通のやり方だと思ったから、
あかねちゃんに言われた通り、
毎回、花丸のだけ残して、
あとの半紙は、ごみ箱に捨ててた。
でも、まだ習い始めだから、
添削のない、花丸のついた字なんて、一枚あるか無いかくらいだった。
あるとき母が、そのことを不審に思ってね。
大騒動になった。
「うちの子は、1枚しか、書を持って帰りません。
ちゃんとやってるんでしょうか?」
母がそんな風に、書道の先生に、相談したらしかった。
先生からしてみたら、
きっと、ちゃんと教えてるのに、
なぜ?って感じだったんだろうな、と、推測する。
母と、先生に、こっぴどく叱られ、
書いたものはどうしたのか?
帰り道どこかに捨てたのか?
お前は、うまくかけたものしか見せられないのか?
お金払って習わせてるのに、ドブに捨てる気か?
なんてずるいやつなんだ!
等々、尋問された(;O;)
私は、「あかねちゃんがそうしたから、わたしもそうした」
と、言えなかった。
説明が、できなくて、
ただ、心臓がドキドキして、黙るしか、できなかった。
なんで?おかあさん、わたしのこと、疑うの??
わたしのこと、誤解しないで!
違うよ!
おかあさん、私の話を、聞いてよ!
私が悪いって、決めつけないで。
わたしのこと、わかってよ!!
わたし、わるくないもん!!
…そんなことを、言いたかったと思う。
でも、言えなかった。
その後、何年かイヤイヤ習字をつづけたけど、
先生が私の書を添削するときの、怪訝そうなまなざし。
母の疑いと監視の目。
なんかしんどくなって、
習字バッグを持ったまま、教室に入れず、
空き地で時間をつぶすことが多くなった。
結局、それもバレて、習字をやめた。
のちに、この出来事は
「ぐりこは何をやっても続かない子だ」と誤解される?
きっかけとなった
代表的な出来事になるんだけど…。
今回は、
これを、もどす。
お帰り、する。
私はまだ、何がヒットするか、よくわからない。
だから、ぜんぶ、戻す。
ぜんぶ、お帰りする。
黙ることしかできなかった、
何もできない、当時のちっちゃな私。
…パズルのピースにして、お帰りする。
「嫌っててごめんね。おかえり。」
私の話を聞いてくれず、ガミガミ叱る母。
…パズルのピースにして、お帰りする。
「嫌っててごめんね。おかえり。心配だったんだね。ありがとう。」
怪訝な疑いのまなざしで私を見つめる、先生。
…パズルのピースにして、お帰りする。
「嫌っててごめんね。おかえり。…うへぇ!!!(>_<)」
間違ったことを教えてくれた、あかねちゃん。
「嫌っててごめんね。おかえり。」
なんでも、かんでも戻す。
イメージでやるだけだから。
なんでもやってみる。
私、怪訝な顔した先生を、自分の中に入れるのが
一番、気持ち悪かった。
ぐへぇ、ってなった。
たぶん「当たり」なんだろうな。
…子供相手の仕事をする人が、子供を疑ってどうする!
ちゃんと子供(私)の話を聞け!
って思考につながってたのかもな。
で、それが済んだら、
スマホにメモした、例のセリフみても、
ざわざわしなくなった。
「ダメじゃん!ちゃんと聞いてにゃ!」
うん。ぜんぜんドキドキしない。
「ダメじゃん!ちゃんと聞いてにゃ!」
「ダメじゃん!ちゃんと聞いてニャ!」 ?!
「ダメじゃん!ちゃんと聞いてニャ~!」
< ダメジャン!ちゃんと聞いてニャ~
あ??あれ???
にゃ、にゃんこ??!!!
か!!!カワイイ!!!!!
なんだか、かわいいぞ!!(*´з`)♡
「 ダメにゃん ちゃんと聞いてニャ~ 」
かわいい!!ヘ(゚∀゚*)ノ
と、いうわけで、
心臓がバクバクして動悸と息切れするほど
ドキドキしていたセリフが
数十分で、「かわいい」になった話でした。