※今回のブログを閲覧するに辺り、注意事項は1つだけ。


土方歳三ファンは見ちゃダメ。注意事項を乗り越えて閲覧した場合は、文句は受け付けません。    


この記事は、婆並みに早起きしちゃって、暇過ぎてamebaTVで放送してた『刀剣乱舞』観てウッカリ『土方歳三ファンに対するトラウマ』再発した反動で書いたあくまでも個人の所見です。

歴史ブームが吹き荒れる昨今、歴史上の武将が




↑リアル肖像画ではなくて




↑みたいにアニメやゲームやドラマでキラッキラッしたイケメン風味に仕立てあげられたのも、歴史ブームの起爆剤だと個人的に思っています。



それは、それで良いと思うんですよ。本当に何処が入り口かなんて個人の自由だし……ただ、やっぱり……そこが入り口だと、歴史上の人物をかなり美化して好きになってる確率も高いわけで……。


そんな方と、ついウッカリ歴史談義してしまった過去の私の失敗が、今朝amebaTVで観た『刀剣乱舞』で思い出されたので書いてみようと思います。



鬼の副長こと土方歳三。
彼の苛烈な生涯や個を犠牲にした生き方、しかもルックスかなり良いときたもんで、男女問わずにファンが多いことでも有名……しかも、熱狂ファンが多いだろう歴史上の人物トップ10入り(私調べ)を余裕で果たすだろう人物。


歴史談義、客観的に新撰組を語った場合……かなりの高確率で


『土方さんは新撰組のために自分を犠牲にしただけ!』

『私はわかってますから!』

などの反論を食らうこと山の如し。


未だに京都の人から観光産業にはちゃっかり利用されてても蛇蛞のごとく嫌われてる件(例、お茶屋さんの柱の刀傷は大体、新撰組の仕業※しかも業務上必要でつけたわけではなく、ツケで呑もうとして断られた腹いせに斬りつけたという『どうみても断られて当然です。本当にありがとうございました』案件)や、土方さんが鬼の副長として恨まれ役を買って出ても、結局蓋を開けたら『実戦やお役目より、法度違反で切腹した死亡者数の方が桁違いに多い(※あんだけウザイウザイ言われてた芹沢鴨局長時代の方が比較的平和だった。)幕末版“日本連合赤軍”だった。』とか、司馬遼太郎に取り上げられるまで見向きもされなかったとかいう話になると……土方ファン大体怒り出すんですよね。


けどさ、歴史上の人物だって……人間だぜ?欠点の1つや2つあるだろうって。


勝手に美化して祭り上げるのは良いけど、それあくまでも美化した人の中に出来上がった“あなたの中の⚪⚪”であって=史実の⚪⚪ではないのではないかと。


そりゃ、自分に都合がいい解釈と情報だけなら愛することも容易かろう……。

私も物心つくまえから歴史好きで、歴史上の人物や偉人に勝手な憧れや、パーフェクトな人間と思ってたから、トホホなエピソードやドン引きエピソード等々、知った時は勝手に裏切られた感がして嫌いになりましたよ。

なりましたけど、ある日、気付いた。


『偉人だって人間だもの。欠点くらいあるさ。』


って。それに自分が受け入れやすい面や、勝手に事実ねじ曲げて、その人物の絶対正義作り上げてまで誤魔化すのは愛じゃないなと。



『私わかってますから!』


って……聞いたことないけど『じゃあ、何がわかってるの?』って聞き返して、きちんと客観的に説明できる人……多分いないと思う。説明できるなら『私わかってますから!』的な台詞言わないと思うので、要は分かっちゃいるけど認めたくないんだなと、だから出るのかなと。っーか、周りの人間や自身すら理解できてるか怪しいのに、会ったこともない人間なんて分かるわけないだろ。私は分かりません。会ったこともないから。


多分、自分に言い聞かせているか、作り上げた理想を壊されたり汚されたくないんだろうなと。


ただ、これだけは言える『歴史に名を残したり、成功者である限りは善人にはなれはしないのだ』だって凡人善人なら歴史に名を残したりも、成功も出来ないわけですから。強烈な自己顕示欲と自らの欲望を実現する力と底知れぬ欲望を貫ぬくのが成功者ですから……。欲の塊だぜ、アイツら。



要は何が言いたいかと言うと、歴史上の人物や偉人に勝手な憧れや美化を抱くのは結構だけど、それを誰かと共有するなら同じ考えの人達か、それが史実や事実上だと言い張らないことだと思う。


それをするのは勝手で、個人の自由かもしれない。けれども、それをすることで確実にあなたが好きな⚪⚪に多大なる迷惑や偏見や誤解を生じさせていることも自覚すべきだとは思いますよ。


大好きなのはわかります。わかりますが、異論や、別の見解も世の中にはあるんです。


少なくとも、そんな頑なな態度にウンザリしている人達も少なからずいます。      
特に、土方歳三ファンと話すと、拗れることが多かったので例に挙げました。個人的には坂本龍馬に続き、偉人であっても過大評価された感が否めない人物だとは思ってますが、別に彼個人は嫌いではありません。(すまん副長。)



私の愛する島津も歴史上散々なことしてるけど、そこも含めて大好きだ!!アカンことは、アカンけどね。