前回の真田丸……川中島の面前にある海津城の城主である春日信達を弟と息子を使い暗殺し、調略することに成功した昌幸は、この事が契機になり、信濃で激突せんとする上杉と北条の両軍を退かせることに成功する。

格上の相手を表だって戦わずして退けた父の昌幸の底知れなさと、調略のためなら味方になった信達まで躊躇わずに手にかける(むしろ最初から、それを視野にいれていた?)非情さに畏れ戦く信繁であった……で前回終了した真田丸。


北条、上杉の両軍が退いたところから今回スタートしました。昌幸がやったことが大層に描かれてますが……要はこんな感じだよな。






要は場を混乱させて、相手がそれにより勝手に疑心暗鬼に陥り、そこを更に不安を煽らせただけという。
前回の感想にコメント戴いたゆきさん
やブロ&なう友のナイス乙女ガイトムさんが仰るように


なーんか、巧くいきすぎて軽くない?

って感じなんですよね。昌幸は計算通りとか言ってますが……たまたま今回は、仕掛けた事がドミノ倒しのごとく巧くいって、予想以上の効果あげただけに見えるのは私だけでしょうか?


視聴者的には、「私も騙された!」的な感じ……しないんですよねー。





↑どうせなら、これ位度肝抜かれたい。

愚痴はこれくらいにして、真田丸の感想いきます!


今回は、本家に倣いまして……真田丸のオープニングの今週のハイライト風に真田丸の感想をまとめると……。


・弟は辛いよ。

・食べ物の為に血を流したり、饅頭を壁に投げつけたりと大切にされたり粗末にされたり食べ物大忙し。

・梅の方がある意味策士だった。

・信繁、色んな意味で梅に大人にしてもらう。

・サドの正論連発。しかし都合の悪いことはしっかり言い逃れする。

・昌幸、信濃にJA信濃を作ろうとするが頓挫する。


・鷹が佐助の出番を奪い大活躍。

・信幸、アンタ騙されてるよ。

・今回の景勝……多分ストーカー気質あり。そしてキャラ設定が正しすぎる兼続(これを天地人で観たかった)。

・「びっくりぽん!」が流行らなかったから、「黙れ小童!」を流行らそうとしているのか?NHK。

・流石に、今までキリの所業を考えても今回はキリが可哀想過ぎる……が仕事はしろキリ。


・父にも妻にも恵まれない不幸の塊の信幸。


・しゃもじより重いものを持ったことがないをリアルに体現した信幸の妻こう。


・主役の信繁が呑気過ぎる。影が薄すぎる。本当に戦国生まれで真田育ち?


・信繁と梅のワンショットウェディング布石の回。そして堀田兄が空気読みすぎ。


・堀田兄妹の成り上がり根性が気持ち悪すぎる。


・氏直が無能過ぎる。


・調略と合戦シーンは、説明とゲーム画面で終わらせる。


・薫と昌幸、セックスレス記録更新中。そして薫……お前も仕事しろ。


・昌幸、巨大ブーメラン乙。





以上、ハイライト風に感想まとめるとこんな感じです。


詳しく言うと……上杉との戦でガラ空きと思われていた北条に戦を仕掛けた徳川が押されぎみになって始まった今回。

不利な状況になっても、相変わらず脳筋忠勝が「何も考えず押して押して押しまくりましょ!」と……それアンタだから出来ることだから……けど落馬しても落馬した馬が絶命して騎乗していた忠勝が無傷でピンピンな辺り……忠勝単体でなら出来そうな所が忠勝の怖いところです。

案の定サド正信に「そんなの策ではない。」と却下される。

正信、ド正論です。





とりあえず北条に追い込まれてピンチな徳川は、正信の進言で甲斐の事情に明るい昌幸に頼り事態を打開しょうとする。


一方、越後にいる昌幸の弟・信尹は直江兼続の疑惑を晴らせず、ひそかに越後を脱出していた。

そして真田の郷の昌幸は出浦を呼び出し、信濃にJA信濃を作る。大名なしの国衆だけの寄り合いを作ろうと宣言する。

その席で、信繁は父の昌幸に従おうとした春日信達を刺殺した件で噛みつく。

昌幸「お前は策がどういうものか知らん。」

と一蹴されてしまう信繁は「知りたくもない」と逆ギレ。







この一連の下りを見て思いましたが……信繁って……本当に戦国生まれで真田育ちなのか?

今のところ、何処にも人質に行ってないわけだから(武田除く)ずっと父の昌幸見てきたわけですよね?

なら、父の人と成りなんて分かりそうなものなのに&子供って親の姿見て育つ、親の行動から世間ってそんなもんだと思うものだから、何で春日謀殺にあんなに過剰反応を起こしたのかが分からないんですよね。別に信達と幼馴染みで特別親しかった訳でもないのに。


現代感覚なら分かりますが、人を殺して1人前とされる戦国で、昨日、今日知った顔しかも味方になるか敵に転ぶか分からない相手にそこまで過剰反応するのって可笑しくないかなと。


人を殺すのが嫌なら頭を丸めて念仏お題目でも唱えて山奥で暮らせば?と思いました。


しっかり偽装工作まで手伝っておいて、何自分1人だけイイ人ぶってんだか。





観てるこちらは意味不明なことで傷心で黄昏てる信繁のもとへ、娘の嫁入りを目論む高梨内記は、娘のキリを焚き付け信繁を慰めるべく送り込むが……内記よ、視聴者からしたらそれ、逆効果だから。

信繁に饅頭を差し入れするキリ。
キリの普段の所業から考えれば仕方ないにしても塩対応すぎる信繁。
出浦……信繁のことを優しすぎると言ってましたが、買い被りだから信繁は相手選んで優しくしてるだけだから。



で、キリを無視して、いつものごとく梅に泣きつきに行く信繁……相手が違うけど信繁って行動がマザコンだよな。

湖?池?の畔で黄昏てると、またもや周辺の戦による世情の不安定さからくる作物の略奪を防ぐべ戦った梅の兄の作兵衛が現れる。


作兵衛の方がよっぽど戦国してるな。



で、案の定、堀田家でピーチクパーチク囀ずった後、梅に慰めてもらう信繁。

梅に「勝っても1人しか生き残らなければ勝っても意味がない。人を死なせずに勝つのが策」

「春日には気の毒だったが、信繁が帰ってきて良かった。」

等、信繁にアドバイスする。信繁は梅の聡明さに感銘を受けて惚れ直す。
「お前(梅)の命を守るために知恵を絞る侍になる。お梅はなくてはならない人だ。」と梅の手を握りしめ、作兵衛は空気呼んでそそくさと退散。

多分梅の向かい側の扉の向こう……布団敷いてあるんだろうな……勿論、布団は1組、枕は2つ並べて……。


梅、賢いこと言ってるように見えるけど……「1人しか生き残らない」なんてデスノートでも使わないかぎり、滅多にないシチュエーションだから。そして梅……たった1人になろうとも侮ってはいけない人間もいる。

それに、そうなる前に作戦変更なり、撤退するだろうし。

味方を死なせない策って、結構エゲツないの多いですよ。


例、兵糧攻め(終わったあと、中々臭いが取れない。開城する時、敵も味方も地獄を見る)

忍を敵地に放ち、疑心暗鬼に陥らせるように、様々な不安を煽る噂を流し同士討ちさせる。


忍を敵地に放ち、水などに毒を流す。

指揮官、重臣の暗殺。謀殺。


等々……。


こんな事ばっかり考えるような奴になるには、相当のメンタルの頑丈さが必要ですが……信繁は果たして耐えれるのかなと?

そして、戦を知らない梅……お前が言うな、信繁も納得するな。


梅と嬉し恥ずかし初体験でルンルンで帰宅した信繁……部屋の壁にはキリが投げつけたと思わしき饅頭が張り付いていた。







そして、昌幸と同じく信濃国衆の室賀にも仕方なく声をかける昌幸。

最初は北条を裏切れるか&お互い顔が大嫌い(公式)なのもあって反発する室賀だが、国衆の寄り合いで信濃を治める案にのる。


室賀……お前もチョロいな。


で、再び信繁の部屋に「夕べはお楽しみでしたね。」と嫌味をお見舞い&呪いの饅頭攻撃をするべくキリが来襲。


キリを前に梅を絶賛する信繁。(梅は賢い、梅に策を習った。人を死なせないのが最上の策だ等々)訳が分からないというキリ。

今回だけはキリに全面同意です。

私も訳が分からない。脱DTした直後のお花畑脳内のほざく戯言なんて。



信繁の「お前(キリ)のこと何とも思ってないから!関係ないから!」と別に本当に関係ないと思ってたなら言わなきゃいいのに、心ない一言をキリにお見舞いして、再び壁に饅頭グシャア!





でもこういう時の男子の対応って、浮かれてるから端から見たバカみたいに浮かれた態度取ることが多くないですか?一概には言えませんが。

少なくとも、相手が何言っても自分の幸せに浸りきってるから嫌味もつうじないと思いますが……この信繁の対応って二股か浮気が浮気相手にバレた時の反応だよね。


で、そのお花畑脳内の脱DTした信繁君のパパの昌幸はJA信濃設立する前に徳川から誘いを受けたためJA信濃発足をアッサリ諦め、ついでに出浦を家臣にしてしまう。



室賀……アンタ騙されてるよ。







徳川に同盟の条件として沼田、諏訪、上野の領地を要求。飲む家康。

そして、何も知らない室賀……。

呆れる信幸。

徳川の人質のおねだりに薫に膝枕してもらう昌幸。案の定、拒否され「おやすみなさい」とスゴスゴと退室する昌幸(多分このあと、若い側室のとこに行った。)がセックスレス更新ナウにしかみえない。

薫「金輪際御免です」って人質になるのを拒否してたけれど……武田除いて人質に行ったことないだろうと。本当に仕事しない母親だな。




混沌な人間模様が展開されつつも、時間も戦も刻々と進行する。

そして、梅に大人にしてもらった信繁は覚醒し北条を兵糧攻めにして追い詰め、主な攻撃は徳川に任せれば損害は少ないと進言。




進言は受け入れられ、北条は追い詰められるが……北条は徳川に和議を申し入れる。

徳川は受け入れ、北条と徳川で信濃と上野を2分割することなる。


徳川と北条が小競り合いを繰り返し、消耗していくうちに力をつけるという昌幸の企みは灰塵にきした。







で今回終了!

どうでもいいけど最後の氏政と家康の構図が「昌幸を嵌めたったwww」にしか見えませんでした。


あと、今回で梅が一気に嫌いになりました。ネタバレになるので(前半で思いっきりネタバレしてますが)嫌な人は此処でサヨナラで!また来週!与力さん久しぶりの実況ご一緒出来て楽しゅうござりました!


しかし、まさか大河の感想にワンショットウェディングとかセックスレスと書く日が来ようとは……三谷ある意味スゲーよ。

梅が次回、ご懐妊して信繁が「妻になってくれ」とか言うんですが……梅の返事が




梅「その言葉をお待ちしておりました。」


ときたもんだ。あなた「釣り合わない」とか「そういうんじゃない」とか言ってましたよね?(第5話  窮地   番組開始10分58秒あたりから)



いや別に良いんですよ。ワンショットウェディングだろうが、駆け落ちだろうが、ただそういう事を言っときながら、既成事実作って、その言葉はないというかないわー。

なんか個人的で非常に申し訳ないんですが……前の職場の蒼井優、黒木華系の清楚で大人しい事務の子の結婚が決まって……それと同時期にスッゴイ仕事出来て性格も捌けたベテラン事務員さんが急に退職&別部署の後輩(男)が病気(心の方の病院にかかって)で休職したことがあって。

その事務の子の結婚式の二次会で聞いたんですが


どうも、事務の子の結婚相手(旦那)が退職したベテラン事務さんの同棲して長く、結婚の話が具体的に進んでいた彼氏だった人で、ベテラン事務さんから、奪い取った挙げ句、ご懐妊ナウという。

しかも中途採用で心細い彼女を、公私共に妹みたいに可愛がって、彼氏(現旦那)ぐるみで面倒みて貰っててそれ。


「彼女に赤ちゃんできた。別れてくれ。」

が最後の台詞だったらしい。

そして、1番恐怖感じたのは挙式、 披露宴会場した場所が、ベテラン事務さんの予約した場所で、着ていたドレスもベテラン事務さんが選りすぐったものだったということ……。












サイコパスって本当にいるんだなぁと一気に酔いが覚めました&休職した後輩(男)休職理由も勿論彼女です。(付き合っていた?遊ばれたらしい?)

年明けて、子供見せに来てたけど表面は愛想よくしてましたが……何か微妙な空気でした。子供に罪はないけど……赤ちゃん直視出来なかった。後輩の面影見つけたら、叫びそうだったから。




何喰わぬ顔で産休と育休明けて働いてましたけどね。



というエピソード思い出した&被るから……梅……一気に嫌いになりました。(梅ごめん)




そして、中の人は授かるのに3年かかったけど、信繁……凄い的中率だな。