明日……永遠の0が地上波初ということで……勝手に嘘予告!
戦後70年記念作品『ヤタガラスの舞う空』
戦後60年の節目の年……特攻隊と零戦という戦争企画に携わることになった歴史博物館職員の小野寺巽(27)は、特攻隊の歴史を調べるうちに、自らの祖父・哲二が零戦の整備士だったことを知り、企画のための取材協力を依頼するが、普段陰気で無口な祖父は『零戦』という言葉を耳にした途端、突然激高し巽を殴り飛ばす。
『二度と零戦の話はするな!』
という祖父の行動の不可解さに巽は戸惑い、独自に零戦と祖父の過去を調べる。
調査で浮かび上がった二人の人物
名零戦乗りとして戦争終盤に特攻志願し南海に散った・篠田隼人大尉。
学徒出陣で特攻隊に駆り出されたが機体の整備不良で生き延びた・早大生の小形拳二少尉。
そして、巽の知る陰気で無口な祖父は、基地一番の腕利きの整備士であり、部下・後輩に慕われ……搭乗員からも『小野寺の整備した機体でなければならん。』と言わしめる程の全幅の信頼を置かれた人物だった。
祖父のかつての同僚の話から受ける祖父の印象は、巽の知っている祖父とは真逆であった。
巽の知っている祖父は、一体何が楽しくて生きているのか分からないほど、自ら楽しみを遠ざけ、家族とすらささやかな楽しみを分かち合おうともしない頑なな人間だった。
しかし同僚達から語られる祖父は、豪胆快活、仲間や搭乗員の危機になることは、処罰覚悟で上官室に怒鳴りこむような人物だった。
祖父の後輩の一人……田沢と親しくなり……彼と何度も会ううちに巽は、彼から意外な一言を聞く。
『親父さん(巽の祖父)……そういえば……終戦間際に随分暗かったよ。あの時は部品も満足に手に入らなくて、整備不良で出した機体もあったからね。何人も若い学生が亡くなったし……親しかった篠田さんも亡くなって……それで気落ちしたのかと思ってたんだが……もしかしたら違う理由だったのかもしれないね。』
そして、田沢の口から語られた基地に一時流行った噂。
わざと機体の整備不良を出し、特攻を間逃れようとした搭乗員が、金を掴ませ整備士を買収していたのだと
『そういう噂があっただけさ。整備不良で生き延びた人も確かにいたし……整備不良が多かったから……大本営への言い訳にうちの上層部が流したんだろう。』
田沢の発言が気になり、調べていくうち巽は、篠田の遺族に辿り着く。
そして、見せられた篠田の手紙に書かれていたこととは?
基地にまことしやかに流れた噂は事実だったのか?
戦後60年を経て明かされる、三人の男達の事実とは?
戦後70年記念作品『ヤタガラスの舞う空』
只今、制作中……な訳がない。
なんちゃって嘘予告でした!
永遠の0に敬意を表して……(笑)