On nOthing  -118ページ目

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地割れだ。

そう思った瞬間にはもう、遅かった。

抹消神経が反応し、反射的に地割れのヘリをつかもうとするが、ときすでに遅し。

そらを掻きながら落下していく。

これで僕はすべてから解き放たれるという安堵感が落下の最後の瞬間の感想だ。

何故僕は唐突にこんなことを思ったのだろうか。

そー恐怖とか、死への畏怖がまず襲い掛かってくるのではないだろうか。

不思議とそういった感情はなく、やった!バイビー現世!

という事しか思わなかった。

キャーという悲鳴が聞こえた。

そちらの方をみると女子高生が、落下していた。

同じ速度で落下している。

至極当然の事を思ってしまう。

とその時彼女はこちらを見てきた。

そして私に抱きつく。

良くそんな真似ができるなと思いながらも彼女を抱き返す。

何故か彼女を守らなければならない。

そんな気持ちになる。

何故だろうか。

決まっている。

言わせるな。