札幌に居て、「オレンジの看板の牛丼チェーン(食券を事前に購入ではなく、食後に精算する方式の店)」のある店舗で牛丼をいただいた。あの店では、止むに止まれない事情で、伝統の牛丼以外の商品を主力とした時期
があり、その後もそれがそのままメニューに残っていたりもする…
過日、会津若松を訪ねた …鶴ヶ城の御城下だった旧くからの市街にある、古い商店街の通が郡山や水戸への道路に繋がっていく辺りに上述の牛丼チェーンの店があった。旅に出ると夢中で訪ねた街を歩き回り、そのうち「そう言えば空腹だぞ…」と「安くて早い!ヴォリュームも心得ている…」と珍しくも何ともない全国チェーンの店でそそくさと食事をすることが多々あるのだが、そこでも似たような展開になっていた。前々日早朝から前日夜まで延々と列車で移動し、会津若松に辿り着いてからは素泊まりでビジネスホテルに滞在し、朝食も摂らずに朝7時30分頃から午前10時30分過ぎまで歩き回り、元気良く御城を見学していたのである…疲れたり、腹が減らない方が奇妙というものだ…
そうして入った店で、私はカメラを入れたカバンを置いて戸外用の上着を脱ぎ、腰掛けてメニューに目を落とし、直後に驚いて立ち上がりそうになった…“ソースかつ丼”などというものが売られている!!!!然程広い訳でもない私の見聞の範囲で恐縮ながら、この有名な牛丼チェーンで“かつ丼”というのを見たことが無かった…お店のおばさんに、この“ソースかつ丼”をお願いした。おばさんは、「カツを揚げるので5分程掛かりますがよろしいですか?」と言う。私は構わない旨を返答し、「これは不思議だ…」と思いながら待った…
おばさんは5分も経つか経たないかで、件の“ソースかつ丼”を持って来てくれた。適当にソースを散らした千切りキャベツが丼の御飯に乗り、カツにソースを塗してあるものが「ドーン!」と丼の真ん中から手前寄りに鎮座している。何処でも頂けそうな、当たり前なトンカツにキャベツ…そして米飯…或いは「皿に千切りキャベツとトンカツ。丼飯」という“トンカツ定食”定食を用意し、「皿の方にソースをかけて、それを丼飯の上に…」ということで、この味は容易に再現出来そうな気がした…
後から聞くと、会津若松では“ソースかつ丼”を「まちおこしメニュー」というようなことにしているらしい ことが判った…会津若松に縁が有る方に尋ねたが、「昔?あったかな?」という反応だったので、一生懸命宣伝を始めたのは最近何年間かと推量は可能だが…また“ソースかつ丼”を盛んに売っている地域は全国に多々あるようであるし、トンカツはポピュラーな料理であることから「色々な地方に色々なカツ丼」という状況も見受けられるであろう…
それにしても、「牛丼チェーンの“ソースかつ丼”」は、「少々の驚きを伴う出会い」だった…実を言えば、私自身カツ丼には多少思い入れも
ないでもない…


米沢牛…非常に名前が売れた高級食材だが…米沢では牛肉を利用した駅弁が幾分見受けられた。その一つが「元祖」を謳う“牛肉弁当”であった。










