IFN45=Institute of Foods on N45-牛丼チェーンの“ソースかつ丼” 札幌に居て、「オレンジの看板の牛丼チェーン(食券を事前に購入ではなく、食後に精算する方式の店)」のある店舗で牛丼をいただいた。あの店では、止むに止まれない事情で、伝統の牛丼以外の商品を主力とした時期 があり、その後もそれがそのままメニューに残っていたりもする…


過日、会津若松を訪ねた …鶴ヶ城の御城下だった旧くからの市街にある、古い商店街の通が郡山や水戸への道路に繋がっていく辺りに上述の牛丼チェーンの店があった。旅に出ると夢中で訪ねた街を歩き回り、そのうち「そう言えば空腹だぞ…」と「安くて早い!ヴォリュームも心得ている…」と珍しくも何ともない全国チェーンの店でそそくさと食事をすることが多々あるのだが、そこでも似たような展開になっていた。前々日早朝から前日夜まで延々と列車で移動し、会津若松に辿り着いてからは素泊まりでビジネスホテルに滞在し、朝食も摂らずに朝7時30分頃から午前10時30分過ぎまで歩き回り、元気良く御城を見学していたのである…疲れたり、腹が減らない方が奇妙というものだ…


そうして入った店で、私はカメラを入れたカバンを置いて戸外用の上着を脱ぎ、腰掛けてメニューに目を落とし、直後に驚いて立ち上がりそうになった…“ソースかつ丼”などというものが売られている!!!!然程広い訳でもない私の見聞の範囲で恐縮ながら、この有名な牛丼チェーンで“かつ丼”というのを見たことが無かった…お店のおばさんに、この“ソースかつ丼”をお願いした。おばさんは、「カツを揚げるので5分程掛かりますがよろしいですか?」と言う。私は構わない旨を返答し、「これは不思議だ…」と思いながら待った…


おばさんは5分も経つか経たないかで、件の“ソースかつ丼”を持って来てくれた。適当にソースを散らした千切りキャベツが丼の御飯に乗り、カツにソースを塗してあるものが「ドーン!」と丼の真ん中から手前寄りに鎮座している。何処でも頂けそうな、当たり前なトンカツにキャベツ…そして米飯…或いは「皿に千切りキャベツとトンカツ。丼飯」という“トンカツ定食”定食を用意し、「皿の方にソースをかけて、それを丼飯の上に…」ということで、この味は容易に再現出来そうな気がした…


後から聞くと、会津若松では“ソースかつ丼”を「まちおこしメニュー」というようなことにしているらしい ことが判った…会津若松に縁が有る方に尋ねたが、「昔?あったかな?」という反応だったので、一生懸命宣伝を始めたのは最近何年間かと推量は可能だが…また“ソースかつ丼”を盛んに売っている地域は全国に多々あるようであるし、トンカツはポピュラーな料理であることから「色々な地方に色々なカツ丼」という状況も見受けられるであろう…


それにしても、「牛丼チェーンの“ソースかつ丼”」は、「少々の驚きを伴う出会い」だった…実を言えば、私自身カツ丼には多少思い入れも ないでもない…


IFN45=Institute of Foods on N45-米沢の牛肉弁当米沢牛…非常に名前が売れた高級食材だが…米沢では牛肉を利用した駅弁が幾分見受けられた。その一つが「元祖」を謳う“牛肉弁当”であった。


弁当箱に入れる牛丼…それほどダクダクと汁が掛かっているでもなく、存外サッパリした“すき焼き”風な具材がご飯の上に乗っている。白滝が妙に肉に合う!!


米沢では、その日の最終目的地を前に、暗くなってから着いたこともあって駅前をほんの少し覗いた 程度で、興味深い歴史も色々とある 街は見なかった…慌しくこの弁当を買い込み、福島行の列車 内で頂いた…


何かこれは、サッパリしていた割りに「後から恋しくなる…」ような味だった…


IFN45=Institute of Foods on N45-大館の鶏めし 四六時中列車を乗り継ぐような、「何してるの?!」というような旅行をすると、“駅弁”というのは実に有難いもので、2008年12月の旅 でも幾分頂く機会があった。


秋田県の大館は、秋田の郷土料理である“きりたんぽ”の発祥の地 であったり、東京の渋谷駅にある銅像でお馴染みの“ハチ”の故郷 であったり、有名な“比内地鶏”の産地 であるようだ…


その大館で売られている“鶏めし”!!秋田駅でも見掛けたのだが、ここでいただいた。


この種の炊き込みご飯的な弁当は、多少冷めても美味しいものが多い。今回の鶏めしは早朝にいただいたものであったが、未だ酷く冷めておらず、非常に良かった!!鶏肉が比内地鶏なのか否かは判らないが、確りとした噛み応えであった。卵やおかずも各々悪くはない…駅構内で列車の待ち時間を利用していただいた…


礼文島の“炙りウニ丼” ウニ丼…「北海道!!」と聞けば思い浮かべる方もあるようだが…実は北海道民も、それ程頻繁にウニを食べている訳でもないと思う。蟹にしても同様だが…


この程初めて礼文島に上陸 を果たした…稚内港を早朝に出発して利尻島を訪ね、「“山の女神”に邂逅…」とばかりに風景を愉しんだ 後の到着だった…「とりあえず昼食を愉しんで、その辺を観て、引き揚げよう」という頭の中を過ったのは、過日耳にした“炙りウニ丼”の噂であった…


礼文のフェリーターミナル内に店を構える、本業は寿司屋ながら何でもやっている食堂的な雰囲気の店で、“時価”となっているウニである…ウニは贅沢な食材だ…“最高級品”の誉れ高い“利尻昆布”を食して育つのである…そして希少価値がある食材で、鮮度が衰えるのも早い…他所の地域では保存に工夫するため、“スッピン”の生の味は産地でなければなかなか味わえない…


ウニは海の香りを含んだ独特な食感を愉しむ食材のように思うのだが、この“炙りウニ丼”は表面を炙っているので、「一部焼きウニ風」な部分がアクセントになり、「一寸した贅沢」という感じがする…わさび醤油をかけて、火が少し通った箇所からいただいたが、最初は箸に些かの抵抗がある…やがて箸の抵抗が弱まり、生の部分が…言ってみれば、「3.5対6.5」でアッサリ焼いたウニと“スッピン”の生ウニが混ざり合わさった…という感じであろうか?ウニに特有な甘味が、最初の日が通った部分で少し強めに押し出され、やがて“生”部分でソフトに後押しされる、というような具合に知覚される…


ウニ丼は、丼のご飯との組合せで、ウニの後、或いはウニとご飯が混じった部分の後にご飯が口に入るため、人によっては嫌いなこともある“後味”がソフトになるのが好いと思う…この“炙りウニ丼”にしても、そこは他のウニ丼と同じだ…


なかなかに美味く、満足度も高いが…“大食”な私にはヴォリュームが不満だ…


ウニはキャビアか何かのように、もしかすると「味そのもの」よりも「高級であるということ」を愉しむような面があるような気がしないではない…が、こうした「産地ならではの…」そして「素材超一流!!どうだ!!」の一辺倒と言われ勝ちな北海道の小さな町で、「一寸した工夫」を加えているこの“炙りウニ丼”…“スッピン”の生を愉しむことが出来る産地ならではの愉しみ方であることは疑いない!!

ラム丼 “焼肉屋”という場所は「一人で入る」には若干敷居が高い…が、看板は焼肉であっても、「サイドのお食事」というようなものに意外に好いものが見出せることもあるというものだ…


近所の焼肉屋の看板が変わった…新しい店を軌道に乗せようと、何やら色々と幟を揚げたりしているのはよく見掛けたが…飽くまでも“焼肉屋”で、一人でふらりと寄るには敷居が高かった…ところが、ここに「サイドのお食事」があることが判明し、何となく寄ってみたのだった…


先ずはラム丼…ジンギスカンのラム肉なのだが、薄く塩味を付けたような生肉を炭火で炙っている…この炭火で炙ったラム肉の歯応えが「肉を頂いている!!」と妙に満足感を与えてくれる…ラムの下にキャベツが敷かれていて、飯、肉と合わせていただく…なかなか「嬉しい!!」丼である…


牛丼 なかなか「嬉しい!!」丼に出くわしたが、かなり空腹だったので、メニューにあったもう一つの丼も頼んでみた…


「古き善き」と形容したくなるような牛丼が運ばれてきた…牛肉と玉葱を煮込んだ具が載っている丼…牛肉は赤身の箇所が多く、確り煮込んであっても歯応えが確りしている感じだ…そしてプリっとした鮮度を主張する卵が箸が刺さるのを待ち受けている…これを解して、何となく“すき焼き”を掻き込むような、「ささやかな贅沢」感覚を愉しむ…


実は、この種の肉を主体に野菜が少々入ったような丼がかなり好きである…“夜食スポット”が増えた感である…



低温殺菌の牛乳 牛乳については、得意な人も不得手な人も居る…これは、生まれた時は誰しも持っている「乳成分を分解する機能」が、成長の過程で強く残ったり、弱くなったりと個人差があるためらしいのだが…


牛乳には色々とあるのかもしれないが、“牛乳”と間違いなく言って構わないものは、「特段に成分に手を加えることなく、殺菌処理を施して容器に詰めたもの」だけである。脂肪分を調整したものや、○○牛乳の類は、全て“乳飲料”ということになる…


市販されている“牛乳”だが、大別すると2種類になる…「高温殺菌」と「低温殺菌」である…


安価な牛乳は、大概は「高温殺菌」である。120℃で3分程度の処理だ…


「低温殺菌」は手間が掛かるので、やや高くなってしまう…65℃で30分程度である…


の途中に寄った興部のレストランで、この低温殺菌の牛乳が愉しめる!!処理の仕方や、容器に詰める際のノウハウがきっとあるのだろうが、ここのものは適度な濃さ―牛乳に独特な脂肪分が偏った感じではない…―のもので、なかなかに好かった!!


興部3 私はサンドイッチステーキ を頂きながら、水代わりにこの牛乳をガブガブと頂いてしまった…


ステーキ 牛肉には“銘柄”というものがあって、「高い評価」のものと「低い評価」のものが、野球の順位か何かのように頻繁に入れ替わるでもない…残念ながら、そうした評価の違いが詳しく判る程に牛肉を沢山頂いているのでもないが…


ステーキ…永遠の定番メニューである!!「肉を焼いて供する」というシンプルなものだけに、肉の按配や焼き方や、その外色々な要素を受けて味は千差万別なのだ…


の途中に立ち寄った興部で、ステーキを楽しむ機会があった!!


“銘柄牛”という訳でもないようだが、「普通に凄く美味い!」という、‘らしい’ステーキだった!!また、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、ソーセージのつけ合わせが素敵であった!!


牛肉は“銘柄”故に高値であったり、流通の煩雑な仕組みのお陰で安価ではなかったりするのだが、ここは“自社牧場”の肉を比較的安価に入れていると見受けられる…余り価格のことには触れない方の私だが、これについては敢えて値段を掲げさせていただく!!1,260円だった…


興部2 奇抜な物など無くとも、‘普通に良質’なものを妥当な料金で提供…食事の際の“満足度”はそういう基本的なことでしか高めることなど叶わない…


欧州の農村か、アメリカの、冬は雪も降るような地域の郊外のような、落ち着いた建物で、それなりに高い満足度が…素敵である!!


ファームサンド サンドイッチとは、「カードに興じながら、片手で摘む食べ物」というのが起こりであるようだが、そういう枠組みを逸脱した、「両手で確り持って頂く」という代物も多く見受けられる。またそういうものの中には、食前食後に確り両手を合わせて、「いただきます」、「ごちそうさま」を唱和してみたくなるような立派なものも多く見受けられる…


の途中に立ち寄った興部で、そうしたものに出会うことが出来た!!すばらしいサンドイッチだった!!

自家製というパンは極アッサリとトーストした風だった...サクッと歯ごたえもありながら、パンらしい柔らかい感触と、雑じりの無い味がした。このレストラン自慢の醗酵バターにチーズ、そして適度な厚さのハム...これらがレタスやトマトと‘協奏曲’を奏でるかのようだ!

興部1 余りに素敵なので、「密かな愉しみ」にしておこうかとも思ったが、素敵なことは大勢の皆さんに知っていただきたく、思わず記事を起こした…

私自身は所謂“ラーメン好き”という程でもない…嫌いでもないのだが…ラーメンを月単位で御無沙汰してしまう場合も少なくないのだ…


オホーツク海の流氷を眺めるなどと風流なことを思い立った…が、予定のバスの運行が“季節”であり、予定が狂ってしまった…という事態の中、友人夫妻が私を迎えに来てくれたのだった…


という状況で、とにかくも私は紋別でなかなかに人気の砕氷船<ガリンコ号2> に乗船してみることにした…友人夫妻にそこまで送っていただいたのだが、その際「昼飯でも…」という相談になり、“ガリンコステーション”こと“海洋交流館”でラーメンをいただくことに…


所謂“とんこつ”ベースのラーメン…脂が在るがくどくはない…という塩味スープのラーメン…これがすうっと身体に入る!!“とんこつ”は九州が本場だが、“北海道の流儀”が採り入れられていて、炒めたもやしが少々乗っている…麺はやや太い縮れ麺…これも北海道風である…味付ゆで卵が乗っているが、これもまた好ましい茹で加減に仕上がっている!!ここに思わず、やや手が掛かっていそうなチャーシューのトッピングを…


久々にラーメンをいただいたが、なかなかに好かった!!友人夫妻は、休日などに一寸外出すると、ここのラーメンを昼食に頂く機会も多いと話していたが、紋別へ立ち寄る場合にはなかなかお勧めであると思う。

メガ豚丼 “メガ豚丼”と書いて"メガトンドン”と読む…“メガ牛丼 ”と同じ店で楽しむことが出来る…


"豚丼”と言っても、帯広のもの のように焼いた肉が乗っている訳でもない…牛丼と同じようなやり方で、肉が豚なのだ…


偶々、豚肉を食する機会の方が牛肉を食する機会より多いので、「より肉らしい」感じはしたが…「話しのタネ」の域は出難い代物だ…