まさかこんな本が手に入るとは思っても見なかった。
千種義人、福岡正夫、大熊一郎、富田重夫4氏による慶應大学経済学部の経済原論のテキストである。
私は法学部だったので、別の法学部の先生に習ったのでこの本は教科書として指定されなかったが、本業?の経済学部のテキストということで情報は耳に入ってきていた。
そしてこのテキストはわかりやすいという人がいてそうなのかな?とは思ったが、わざわざ買うこともあるまいと日吉では買わなかった。
私の持っていたテキストはその当時のベストセラーであったサムエルソン「経済学」、サブで新開陽一他の「近代経済学」であった。
ここのところ何故か経済学を勉強しようと思って、その懐かしいテキストは手に入れた。サムエルソンは厚いのでまだほんの少ししか読めていないが、近代経済学の方はミクロ経済学の分野をだいたい読んだ。
経済学は何となく魅力を感じていたこともあって3年の時法学部で授業があり、経済学部の富田教授が担当していたので科目登録した。
たまたまシラバスで見つけたもので、最初の授業は参加しなかったが二回目からは全出席した。マクロ経済学を1年講じていただいたが、親しみの持てる先生で、いつしか黒板消しをすすんでするようになっていた。
もちろん教科書は世界書院の「経済原論」である。その著者の一人による授業ということでかなり一生懸命勉強した。そうしたこともあってこの本は一番懐かしい経済学の本なのである。
欲しいとは思っていた。しかしまさか手に入るなんてことはないだろうと思っていたらアマゾンで手に入った。ちょっとした書き込みはあったが、鉛筆によるものできれいに消した。