2018年5月8日(火)読売新聞より~
家事を頑張りすぎて、無理していないだろうか。
「『家事のしすぎ』が日本を滅ぼす」の著書があり、
働きながら3人の子どもを育ててきた翻訳家の佐光紀子さんに、上手に「手抜き」をするための
心の持ち方を聞いた。
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佐光さんは外資系機関で働いていたことがある。
外国人の友人と交渉する中で、
「家事=愛情」という捉え方が、日本独特のものであることに気付いたという。
日本で朝ご飯といえば、母が朝起きして手作り温かいご飯とみそ汁の一汁三菜が理想とされている。
一方、欧米ではカフェオレとクロワッサン、シリアルと牛乳など、シンプルに済ませるのが一般的。
東南アジアでは、屋台で済ませる人も多い。
「手作りできないから、愛情が足りないなどと気にする必要は全くありません」と佐光さん。
自分が理想とする家事のやり方に固執しないことも大切だ。実母から教わった丁寧な家事が、
必ずしも正しいとは限らないからだ。
仕事が忙しくて家事に手が回らないときなどは、「仕事が忙しくて、できない」と遠慮せずに、
きちんと家族に伝える。夫や子供も家事を分担する。
佐光さんは、長女が中学の時に、制服のアイロン掛けを断ったことがある。
それを機に、長女は自分でアイロンを掛けるようになったという。
全てを自分一人で完璧にやろうとしない。
夫の健康管理は妻の役割などと構えず、夫に任せる。「夫も子どもも、自活できない人間になっては、
将来困るはずです。」できないことや苦手なことは、家事代行に外注したり、便利な家電やシステムを
使ったりして省略化する。
佐光さんは「私たちが上の世代から刷り込まれてきた
家事の呪縛に気づき、『やらなくていい』
ことを手放していけば、きっと、子や孫の世代の女性たちが楽になるはずです」と話している。
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ほんとに。ほんとに。
「やらなくちゃ。」でも、「できない。」「やりたくない。」と
自分を責めてしまう「罪悪感」や
「こんなに頑張っているのに。」「誰もほめてくれない。」「手伝ってくれない。」という、
「認めてほしい」願望が消えて、
自分にも優しくなれる。
母のストレスがなくなれば、子どもにも優しくなれる。家族に平和がおとづれる。