中国で楽しい教師生活「勉強には絶好の環境」 (金山正さん)
下記の文章は2004年11月から、中国の北京吉利大学陳琳外国語学院で、
日本語を教えている金山正先生から送られてきたものです。
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北京吉利大学は3年制の私立大学。
創立は1999年で、まだ卒業生は3回しか送り出していない新しい学校です。
北京の中心地から北西約40km、八達嶺に行く途中にあります。
地下鉄13号線竜沢(ロンズー)駅からタクシーで30分、バスなら50分ぐらいの所にあり、交通の便はまあまあといえましょうか。
学生数28,000人、11学院 (学部) からなり、私が籍を置いているのは陳琳外国語学院といって、著名な英語翻訳家陳琳学院長の名前を冠しています。
「勉強には絶好の環境」
英語、日本語学科があり、今年あらたにフランス語学科が増える予定です。
敷地は広大で緑に囲まれた1つの町を形づくっています。
しかも、一旦外へ出るとさらなる豊かな田園が広がり、と言うより、はやい話、歓楽街が無く、勉強するには非常に良い環境です。
近くの村通りは、戦後日本の闇市の様な店が軒を連ね、路上には昔懐かしい、いかけ屋、自転車修理屋等の人々がわずかな道具と部品をひろげ、いつ来るかあてのない客を待って座り込んでいます。
また、この通りは食べ物を扱う店が多く、朝夕自宅で食事の用意をせず、店で済ませる人がたくさんいます。なにしろ大きいあん饅、肉饅が4つで13円!
物価はおしなべて日本の7分の1から10分の1ぐらいとなっています(当時レートで)。
村人や我校の学生のにぎわい、ときおり人をかきわけながら三輪自動車が練炭を満載してバタバタと大きな音をたてながら走っていく様は、まるで50年以上前の日本にタイムスリップしたようで、北京市内では決して目にすることができない光景です。
私の宿舎は10畳のダブルベッド付寝室、同じ広さの勉強部屋、20畳ほどのダイニング、ほかに3畳ほどの台所とテラス、しめて90㎡あり、1人ではもったいないくらいの環境です。
教室のある棟には歩いて8分ほどで、全寮生の学生の棟舎も含め、すべて学校の敷地内にあり、まわりは高さ2mほどのレンガ塀でかこまれています。
給料(生活費)として月4000元(部屋代600元含む)、授業の無い夏冬休みはその半分です。中国では最高レベルにある北京の平均給与2000元と比較してみればいかに高いか、他の外国人教師は私の倍ちかくをもらっていることを考えると、日本の明治政府が外国人教師を高額で雇ったことと似ています。(2005/7/28)
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※次回は、日本語の授業風景についてレポートします。