辛さを乗り越えるための、小さなツール | 卵子提供・着床前診断コーディネーター実績28年 サンフランシスコIFC 川田ゆかりの『卵子提供エキスパート妊活教室』ブログ

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「赤ちゃんがほしい!」
その夢を現実にすることが私達の唯一の目標です。
サンフランシスコの親日派名門IVFクリニックと提携、
米国の卵子提供を知り尽くしたIFCが
あなたが赤ちゃんを授かるために、今、何ができるのか
身体と心に優しい最先端妊活情報をお届けします。

 

九州南部の豪雨で被災された方々に、

心よりのお見舞いを申し上げます。

 

コロナの影響で、避難先でも更に大変な想いをされておられる方が多いと聞いています。

 

こんなに技術が進んでいる2020年という年に、

コロナのようなパンデミックで世界中が影響を受けたり、

天変地異による災害があったりすると、

人間は、技術におぼれることなく、

人と人との絆を大切にする、という

原点に戻らなくては、

生きていけないものなのだな、と痛感します。

 

今日は日本ではすでに七夕の日ですね。

今、いろいろな辛い思いをされている方々の願いが、

きっと叶いますように・・・。

 

だから今日は、

辛さを乗り越えるための小さなツールの

お話です。

 

被災したときの辛さ、

コロナ禍で、日常が大きく変わった辛さ、

不妊治療の辛さ、

辛さには、いろいろな種類の原因があります。

 

どの種類がもっと辛い、とか、

辛さ比べはしません。

 

だって、人それぞれの辛さは、

その時のその人にとって、とても大きな

ものだからです。

 

特に、不妊治療の場合、

体験していない人には、

なかなか、その本当の辛さの形、というのが

分かりづらいものだったりします。

 

心からの優しさで、

親切のつもりでかけてくれた誰かの言葉が、

逆に一番心に突き刺さる辛い言葉だったりしますね。

 

例えば、

なかなか赤ちゃんが授からなくて心が

張り裂けそうなときに、

よかれと思ってかけられたこんな言葉に

とっても傷つけられえたことはありませんか?

 

『今の世の中、子供がいなくても

充分楽しいことたくさんあるわよ』

とか、

『子供がいない方が、自由に動けて楽よ』

とか。

 

不妊治療はとても

プライベートなことだから

人にはなかなか悩みを打ち明けられない、

そんな辛さもありますね。

 

夫婦の間でも、なかなか、気持ちの面のことでは

本当に言いたい言葉を声に出して伝えられなかったり、

だから、心の中に、

辛い思いを全部閉じ込めてしまって

辛さが倍増してしまう。

そんな風に耐えている女性がとっても多いのです。

 

こちらアメリカですと、不妊治療クリニックには

たいてい、専属の心理カウンセラーがいたり、

ワークショップがあったりで、

こころのサポートが、不妊治療を受けよう、と

思い立ったらすぐ同時に受けられます。

 

私たちIFCがサンフランシスコで行っている

自己卵子による着床前診断プログラムや

精子ドナープログラムでも、

卵子提供プログラムでも、

初回渡米検診のときから、すぐに

心理カウンセリングを受けていただけます。

 

でも、日本では、まだ、不妊治療の現場に

心理カウンセラーの先生がいらっしゃらない場合の方が多いようですね。

 

でも、

不妊治療を乗り越えていくには、

心の中の鉛のような辛さは、

外へ出してあげなければいけません。

 

でもどうやって?

 

その小さなツールを、

ある心理カウンセラーの先生に

教えていただきました。

 

とっても、簡単なことなんです。

 

プリンタ用の紙でもよいし、

たまたま家にあった画用紙でも、

なんでもいいのですが、

そこに、

太いマジックで、自分の悔しい気持ち、

辛い気持ちを書く。

日記みたいにつらつら書いてもいいけれど、

例えば、

辛い!

悔しい!

何で私だけ?

頭にくる!

頑張ってるのにムカつく!

などと、

叫びたい言葉を大きく書く。

 

そして書いたら、

声に出して読んで、

その後は、もう、むちゃくちゃびりびりびりびり、

その思いを書いた紙をちぎる。

思いっきり力をこめて、

ばか、ばか、っていいながらでもいい。

ばらばらに、ちぎる。

 

それで、少しだけ、少しだけ、

心の中の澱を出せるんだそうです。

 

もちろん、すべての辛さが消えるわけでは

ないけれど、

そうして気持ちを出して、

もしかしてそのことで

大声で泣く、という作業も、

本当はとても大事なのだそうです。

 

「もっと辛い思いをしている人がいるかもしれないのに、

私が、悔しくて、頭にくる気持ちを持つのは

人間の品格が落ちる」、

とか、

「がまんしよう」、

とか、

そういうことはこの際忘れて、泣きじゃくる。

 

それ、本当に必要ことなんだそうです。

 

ちなみに、安価な画用紙、

あれ、ちぎり心地、いいですよ~!

 

あと、車を運転をする人だったら、

音楽を大きな音でかけつつ、

車の中で辛くて悔しい気持ちをシャウト!もいいそうです。

 

なかなか、気にせず大声を出せる場所って、

ないですからね。

 

でも、運転中は、危ないですから、

止まっている状態でやってくださいね。

 

こんなくだらない、って

思うかもしれませんが、

きっと、

辛さを、今日、ほ!んの少し、和らげるための

ツールになるはずです。

試してみてくださいね。

 

Have a nice afternoon