母の友人子供の頃 母の友人が大嫌いだった 色黒で太っていて髪の毛はチリチリパーマ 下品で教養の欠片もなかった 何故あんな人と 幼なじみとはいえ仲がいいのか 本当に 分からなかった しかし今では よく分かる それは二人が同類だということ おなじ種類のもの同士だったんだ どんなに上品ぶっていても 友達は その人の合せ鏡ということ 根底が同じということ 軽蔑に値する人ということ