代表理事の三谷文子です。
私は、日々開催しているセミナーを通して、自身も考え、参加者の皆さんにも
考えていただきたい大事なテーマがあります。
それは、本当の意味での女性の自立です。
現在では、男性とかわらない給料をもらっている女性が大変多くなりました。
コツコツと働いて、自身でマンションを購入する女性も少なくありません。
そして、将来のことまで考え、不動産投資などの資産運用も積極的になってきたように
思います。
それだけ、たくましい女性が増えたことは事実ですが、それと同時に、結婚をしてパートナーと
共に生きていくという選択肢を、あまり重要視していないようにも感じられます。
『結婚できたらいいけど、できないかもしれない』と思っている若い女性が増えました。
＜自立＞というと、経済的に自立し、自身で働いて生活していけることをまず思い浮かべます。
それは、とても大事なことですし、近年の働く女性の目差してきたところだと思います。
でも、今一度、考えてみて欲しいのです。
経済的自立の前に、精神的な自立ということを。
ここでいう、精神的な自立とは、『自分とは異なる人や意見を受け入れることができる、
共存することができる』という力です。
ゆるぎない自分というのは、自分の価値観のみに縛られ、他者を受け入れないというこではなく、
むしろ、他者や自分と異なる意見を受け入れ、認め、その上で共に生きていくことができる力
だと思うのです。
社会で生きているわたし達です。
新しい環境や新しい出会いの中で、時に化学変化を感じるような衝撃もあるでしょう。
しかし、その出会いの化学変化でしか得られない大きな成長があるということを胸に、
新しい出会いや体験に挑んでいただき、貴重な人生の時間を生きていただきたいと
思うのです。
