先日行われた「福島原発事故を知るセミナー」
(eブックランド主催、(社)日本ライフデザインプロデュース協会共催)では、
放射能に汚染された土壌の浄化に役立つというひまわり畑プロジェクトの推進が
各専門分野の講師陣からも支持されて、「ひまわりの種まき隊」の出発が決まりました
「東北に夢を」キャンペーンは思いがけない展開をみせて、実践の新次元にはいりました。
■畑に種をまく日は、すでにひまわりの種が送られている福島県南相馬市原町の農家と
調整して6月 11日(土曜日)と翌日の12日(日曜日)の2日間でおこなわれる
ことになりました。
作付けをする畑は第1原発から30キロ圏内の緊急時避難準備区域内ですが、
畑は耕作が認められており、屋内退避も解除されているところです。
■地元ではすでにeブックランドから種を贈られた5軒の農家が、作付け予定の畑の
放射線量を測定するなどして事前の準備を進めています。
放射線量の測定は、種を蒔き、植えつけて育てて収穫した後の畑の放射線量と土壌に残る
放射性物質を計測して比較することによって、ひまわりの浄化能力を調べ、
来年の参考にするために重要です。このために植え方も1つの方法だけでなく、いくつか
検討されています。
■今回ひまわりの種まき隊には原子力防災や放射能問題に詳しい
原子力防災システム研究会代表 永嶋國雄さんが同行して、放射線量の検出の指導に
あたるほか、現地の公民館で講演会をおこなうことが計画されています。
■ひまわり畑プロジェクトは、放射能に田畑を汚染されて希望を失っている農家の人々は
もちろん、被災の地域の人々が将来に光明を見出せるようになることを期待しています。
ひまわりによる土壌の浄化作用のデータは、ロシアのチェルノブイリ原発周辺など外国での
実験データしかないので、 日本の気候風土のなかでの浄化作用が確認されれば、
多くの人々が勇気づけられるかもしれません。
■参加者の集合場所、時間など旅行日程の詳細については、近日中に発表します。
集合場所をJR福島駅前に設けたり、土曜日だけ、あるいは日曜日だけの参加も
できるようにするなど参加しやすいよう工夫したいと考えています。
参加者は、各自、長ぐつ、カッパ、軍手、マスクをご持参ください。
手使いのミニスコップも役立つかもしれません。
現地の放射線量は数日程度の滞在では健康への影響は考えられない
レベルとされ、地元の住民はこれまで通り生活していますが
子供連れの参加はお勧めできません。
■参加をご希望の方は、eブックランドにこちらから
お申し出ください。
Faxでのお申し込み先は03-3333-1384です。
■「ひまわりの種まき隊」は地震と津波による被災地域にも向かい、草花の種を蒔いて
犠牲者を弔います。 放射能に汚染された土地では、田畑が一日も早く浄化されてかつての
豊かさを取り戻し、永遠に放棄されないようにと願います。
すでに二本松市などからも種まきの要請がきており、受け入れの状況が整えば、
第2、第3の種まき隊を送り出します。
参加して、推進してくださる一般の方々の参加とご支援をお待ちしております。
ボランティア団体とも積極的に提携してプロジェクトを進める考えですのでご連絡ください。
問い合わせ先:eブックランドこちらから


