こんにちは。自家製和紙人です。


肌寒くなったかと思えば暑さが戻ったり、
秋の長雨かと思えば晴天だったり、
季節の変わり目だなぁと感じる毎日です。

山の緑が少しずつ褪せてきたり、
彼岸花が咲いていたり、
虫の音色が変わってきたり、
田舎はやはり、少しの変化で季節を如実に感じることができますね。
今は、金木犀の香りが漂ってくる日を楽しみにしています。

本日は、自宅で和紙を漉くために必要なものを書いていきたいと思います!

ちなみに私は、自宅の縁側から庭に降りるための階段を利用して紙漉きをしています。
炎天下でくらっとしつつ、
風に紙が飛ばされつつ、
始めると時間を忘れて夢中です。

雨の日は漉けないので、
駐輪場になっている倉庫に場所を移したいと、虎視眈々と狙っております。



本題に戻って、
必要なもの第1は『原料』。

本来なら、原料となる楮(こうぞ)を
収穫して蒸してはいで煮てチリを取り除いて叩いて細かくして と、大変時間のかかる前工程が必要なのですが、
こちらであれば、水につけて混ぜればOK!
上記の工程を経て、ハガキのような紙を一度作り、それをウェットな状態にして発送してくださいます。

私の購入先はコチラ。

写真左が未晒し、右が晒しです。

未晒しとは、漂白をしていないもの。
紙になると写真ほどの茶色さはなく、キナリのような風合いのある仕上がりです。
紫外線が当たると白くなっていくので、数年後が楽しみになります。

晒しとは、漂白をしているもの。
最初から真っ白に仕上げたい時には、こちらを使います。
こちらで漉いた紙もとてもきれいです。
お好みでどうぞ。

1キロ入りで少なく見えますが、水に入れるとぶわーっと広がるので、たくさん使えます。ハガキの厚さで約100枚とのこと。


次に必要なものは、舟。
和紙の原料と水を入れるための容器を、漉き舟といいます。
私は気合いが昂ぶったため、大きめの容器を用意してしまいましたが、最初は洗面器やバケツで充分だと思います。

未だに原料を入れすぎてしまい、毎回大量に余らせてしまいます。再利用できるからといって、甘えすぎですね。


それでは、余らせた原料をどうしているかというと、ひしゃくですくってザルにあげています。水分を切って、冷蔵庫に保管しておけば、また利用できるんです。
ひしゃくは、柄のほうを使って水の中の原料を混ぜるためにも必要です。
100均のもので、充分役に立ってくれています。




最後は、ネリと呼ばれる粘剤です。
ハガキのような紙を漉く時にはあまり必要ないのですが、薄くてきれいな紙を漉きたいと思ったら、必須のアイテムです。

こちらも、
コチラで購入しました!


これまでの全てと、普通の水道水を舟に入れてかき混ぜると、


こうなります。
まだ少し原料の塊がありますね。
塊をそのまま残しても、
風情のある『これぞ手作り!』な紙が出来上がりますが、きれいな紙を漉きたいとかには、ひたすらかき混ぜる必要があります。


こちらが自作の撹拌機。
地域によっては、馬鍬(まぐわ・うまぐわ)とも呼ばれます。
オール100均の木材で、トンテンカンと作りました。

こちらとひしゃくで、延々と混ぜると、自宅でもきれいな和紙が漉けるのです。
ビーターという、繊維をほぐしてくれる機械があると便利なのですが…
高価なのと、自宅に置く場所が無いのとで、いつか手に入れたい憧れのアイテムです。


ここまで準備ができれば、あとは紙を漉いて乾燥させるだけ!
どうでしょう、結構簡単そうではありませんか?

それでは次回、紙漉き編でまたお会いしましょう!