乃木坂46における白石麻衣の求心力(8/全9回) | つれづれアイドル論

つれづれアイドル論

48Gメインのエッセーです。思いつくままに脈絡なく書いていきます。不定期更新(投稿後に書き直しすることがあります)

ファッション誌のモデル起用や写真集を開拓し、さらにグループ全体に広げたことは、白石麻衣の存在なくして語れない。

 

センターに立つことは少なかったが、実質的にグループを牽引していたと言っても過言ではない。

 

乃木坂46はアイドルグループであるけれども、アイドル偏重にならず、アイドルファン以外の若者を引き付けることに成功している。

 

アイドルっぽくない白石麻衣が、乃木坂46のブランドを確立したことがこの流れを呼び込んだと言える。

 

成長過程を見守る存在としてのアイドルは、弱々しく、守りたい、応援したいと思わせるタイプがウケる。

 

しかし白石麻衣は、芯が強く、颯爽としている印象がある。自分らしく自立して生きていく。大袈裟だが、そんな風に映る。

 

男女平等、男女共同参画という理念が浸透した現代でも、女性にとって社会的自立は永遠のテーマである。

 

そういう単なるアイドルではくくれない姿が白石麻衣に重なって、女子の幅広い支持を得た。

 

こういうメンバーは乃木坂46を見ても他にいない。強いて言えばすでに卒業している橋本奈々未くらいだろうか。