人影のない温泉街に来ています。

山のなかの川沿いにある鎌倉時代から続く温泉、

数年前の豪雨で被害を受け、

旅館の多くは閉鎖に追い込まれています。

温泉県に生まれ、育ったぼくですが、

ここのお湯が一番好きです。

熱くない温度、滑らかな肌触り、香ばしい匂い、透き通ったお湯、

いくら鄙びても温泉は変わりません。

すぐ隣は湯布院、山向こうは黒川、海沿いには別府、

ここは忘れられたかのような静けさですね。

工事前は本当に美しい川の流れでした。

この旅館のこの角部屋から、

最高の景色を見ることができるのです。

定宿にはもってこいの宿ですね。

部屋も昔ながらの6畳の和室、

歩くとギシギシと軋む板の廊下、

川のせせらぎを聞きながら、

ぼおっと過ごすこの時間は、

忘れることのない思い出になるでしょう笑

おすすめの宿ですね。