朝陽を浴びて赤く染まる久住連山を見に行きました。
 
手前に拡がるのはソーラーパネルです。
 
以前は緑豊かな森が拡がっていました。
 
「放っておいたら金にならない」
 
10年ほど前に聞いた地元の方の言葉を思い出します。
 
マルクス先生の声が天国から聞こえてきました。
 
「ほら、言ったとおりだろ?
 
 なんでも商品に変える、
 
 森も太陽の光も商品にしてしまう。
 
 人はお金を求め、
 
 地球上のあらゆるものを商品にしようとする、
 
 これは歯止めがきかないんじゃ。」
 
 
人の金欲は無限ですが、
 
地球の資源は有限なのです。
 
パチパチと薪が音をたてながら燃えています。
 
儲けても儲けても尽きない経営者の欲望で、
 
人は休むことなく働き続けなくてはならず、
 
これでいいのかと顧みる時間も余裕もなく、
 
いつかきっと地球を焼けつくしてしまうのでしょう。
 
そう思うと悲しくなってしまう朝でした。
 
“大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!”これがすべての資本家およびすべての資本家国民のスローガンである。
カール・マルクス「資本論」