森のなかの山小屋は、
朝のこの時間は木々の影となり、
部屋のなかもひんやりとしています。
家とか山荘とか呼ばないのは、
山小屋に住みたかったからです。
正確に言えば、
納屋のほうがあっているのかもしれません。
農家の家の横に作られた干し草や農機具やらを入れておく、
あの簡素な作りの小屋のことです。
山小屋というと、
アルプスや富士山の登山客が
頂上を目指すための休憩、宿泊、
そして緊急時の避難場所のことでしょう。
ここの山小屋は、
九州のど真ん中の標高約720mにあって、
くじゅう連山の頂上が約1791mですから、
海抜0mの平地から山を登れば、
まあ4合目あたりにあたるでしょうか。
ぼくにとっては、
人生の山小屋みたいなものですね笑
ここの生活は楽しいのか?
そう聞かれれば間違いなく即座に、
ノーと言います笑
酒場にはいつも、
山の出で立ちをして
スパイク付きのブーツをはいた
地元の連中が集まっていた。
あたりにはいぶかった空気がたちこめていて、
床板はスパイクで傷ついていた。
われわれは共に飲み、
みんなで山の歌をうたった。
-ヘミングウェイ「移動祝祭日」より
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