ここから阿蘇山まで草原が永遠と続きます。

 

野焼きをしなければ鬱蒼とした森が続いていたに違いありません。

 

約1300年前の日本書記に記されています。

 

「景行天皇は九州各地を経て阿蘇の国に来られたが、野は広く遠く、人家が見えなかった。天皇が「この国に人はいるのか」と仰せられたところ、阿蘇都彦(あそつひこ)・阿蘇都媛(あそつひめ)の二神が人の姿で現れ、「われら二人がいます。どうして人がいないものですか。」と述べた。

 

古代から馬の生産で有名だったようです。

 

地元で牧野(ぼくや)と呼びます。

 

現代の馬ですね、白い馬、4駆ですから牧野のなかを自由自在に駆け回ることができます(笑)

 

夜風呂に入り、一日着たウールの下着を手で揉みながら洗います。

 

しっかりと絞って薪ストーブの横にぶら下げて寝ます。

 

朝になればすっかりと乾いて着ることができますね。

 

わびしい生活なのかもしれません。

 

でも、自分では気にいってます。

 

野焼きも終わりみずみずしい新芽が海を満たす潮のように押し寄せてくるのでしょう。

 

ひとりさみしき吾が耳は

 

吹く北風を琴と聴き

 

悲しみ深き吾が目には

 

色なき石も花と見き

 

ああ、ひとりみのかなしきを

 

あじわい知れる人ならで

 

だれにもかたらむ冬の日の

 

かくもわびしき野のけしき

-藤村詩抄

 

わびしさ、嫌いではないと言いましたよね。

 

今日はしんみりと藤村でも読んでいましょうか(笑)

 

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