いい天気になりました。
いつのまにかトサミズキのクルっとした黄色い花もたくさん咲いています。
気温もあがり、とても気持ちいいです。
何もしなくて、何も考えなくても、
しあわせだなあと思える、
自然の豊かさはすばらしいですね。
毎日飽くことなく、森を整えています。
自分が美しいと思うように、
木や枝を切ったり、草刈したり、移植したり、
それはもうずっと考えています。
きっと、自分のこころがこの景色に映し出されているに違いありません。
芝や落ち葉のひろがり具合、
木々の間隔や高さ、
笹の配置や森に続く道、
どうすれば素敵に見えるかなって、
いつも考えています。
ヨシブの白い花も咲きました。
馬酔木のことをヨシブとこの地域ではいいます。
耐火性があり鹿もこの木だけは食べないので、
昔から土地の境界に植えられてきました。
我が背子(せこ)に、
我が恋ふらくは、奥山の、
馬酔木(あしび)の花の、今盛りなり
-作者不詳 「万葉集」より
「わがせこ」とは、
奈良時代のことばで、わたしの愛しい人、
この咲きみだれる無数の小さな白い花をみて、
一千年以上も時を超えて、
愛する人への想いを感じることができました。
ジャスミンのような甘い香りに、
辺りは満たされています。
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＜読んでくださった皆様へ＞
読んでいただき、ありがとうございます。
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