まだ歩いたことがない道です。
はじめての山道は、とても新鮮で、ワクワクします。
この先にどんな森があるのだろう、いや草原がひろがっているのかなあ、
それとも、民家があったりして、、、
小雨が頬を濡らし、湿った森の匂いがします。
山小屋に戻ってきて、白湯を一杯いただきました。
昨日の電話を思い出します。
「認可がおりたら、来年秋に開校になるので、よろしくお願いします。」
「はあ」
街の学校法人の事務局長からの電話です。
ITの新しい学校を作るという話しを聞いたのは3年ほど前です。
もう山に籠ってしまっている僕に運営を、
というとても畏れ多くて、申し訳ない話しなのですが、、、
雨が木の葉をたたく音、
森のなかの道はまだ見ぬ場所へ続く道、
僕の歩いていく先は、まだこの森の先にあるのでしょうか。
また、あの詩を思い出します、
山のあなたの空遠く
幸い住むとひとのいう
カール・ブッセのこの詩を何度反芻したことでしょう。
僕が求め、探している人生や生活が、この山にあると思い、
いろんなことがあって、10年前にやってきました。
そこに、自由や幸せがあると思ったからです。
それでも、
まだこの先に求めているものがあるということなのでしょうか、、、
山小屋の扉を開けて、外に出ました。
リンゴの葉っぱが虫に食べられています。
よく見るとバッタがいました。
本当によく見ないと見つからないほど、
葉と同じ色、模様、すごい。
天敵に見つからないように、身に着けたものなのでしょうね、
ずっと何代にも渡って、学び続け、生き残ってきたのですよ、きっと。
・・・ ・
僕の役割、まだあるのかな、、、



