山荘でのひとり暮らし-toh1
おととい、雨のなか、入った森で、不思議なものを見つけました。


僕はよく、登山道からはずれ、原生林のなかに入ります。


何百年も生きている大木を見つけるためです。


迷わないように、目印をひとつひとつ確かめながら、入っていきます。


少し入ると、何本もの木が、強風で倒れています。


そして、大木を探しているうちに、石の列に行く手を阻まれました。


山荘でのひとり暮らし-toh2
不思議と、横一列にずっと先まで大きな石が並んでいます。


誰かが意図的に並べたとしか思えません。


ふと、このあたりに山城があったことを思い出しました。


1200年頃、源頼朝の命令で豊後(大分)を支配した大友氏とともに、


朽網氏がこの山のなかに城を築いたそうです。


でも、確か看板もあったはずだけどと、辺りを探しましたが見あたりません。


持ってきたパソコンで調べましたが、


朽網氏の山城は数キロ離れた場所でした。


それでは、この石垣は誰が作ったのでしょうか、、、


もしかしたら、日本書紀に出てくる、


この地で景行天皇に征伐された土蜘蛛かもしれません。


山荘でのひとり暮らし-toh5
遙か昔に、ここに住んでいた山の民、


景行天皇との戦に破れ、許しを乞うたが許されず、


自ら谷に身を投じたと、日本書紀は伝えます。


この霧のなかから、今にも彼らが現れてくるようで、


息を潜めて、しばらくじっと待っていました、、、