富山県道54号線は険道と言われるだけあって、荒れた登山道という認識で行ったほうが良いと思った。

遭難にそなえてGPSや予備バッテリー 緊急の食料・水 雨具 登山靴(軽登山靴は壊れました ガレ場用をお勧め) 登山ゲイター(渡渉・ぬかるみ対策)
MTBのホイールは倒木対策でプラダンボールでディスクホイール化。DIYのハンドメイド。ホイールに倒木が入り込み、走行不能になるのを防ぐ為。
 ハチ・熊(この地区は熊が多い 1回は茂みから吠えられた、2回目は茂みから至近距離で「ガサガサ」と音が!)・アブ(8月には小さいアブが大群で襲いかかるそうだ)小さいアブで「オロロ」と呼ばれている ・蛇(黒緑だったので毒はないかも。。。) 対策が必要。
虫避けネット 白い服装(黒い服は絶対避ける) 肌を露出しない 熊鈴×2 ポイズンリムーバー(ハチの毒吸い注射器) 自転車ならダウンヒル(下り)用に着替えが必要だ(汗まみれになる)
救急セット マキュロン(消毒薬) 絆創膏 簡易包帯等 も絶対必要!

雪や草さえなければ、道を見失うことはないが、夏はオロロが襲いかかるらしい。
口や鼻、耳の穴という穴に侵入して、全身に噛みつき、吸血する虫だ。
また、舗装道路の上に土砂が堆積して長年の内に木に成長している。
草ヤブとなれば、GPSなしでは進むことも退くこともできないだろう。
うっかり崖下に転落すればゴウゴウと流れる小矢部川に滑落し、命はない。

なのに草を切っても左は土砂崩れで50cmしか通る幅のない道もある。
草が生えていたら通ることはできないんじゃないかな?

ここは携帯も電波が通じない。唯一通じるのは刀利ダムの松村謙三先生の銅像の向かいのトイレの近くのみ。このトイレも5月中旬にやっと戸が開いたばかり。
とにかく、どんなことがあっても自己責任で絶対帰ってくること!!

下小屋から多子津山に登って2年帰ってこない人もいるんだから!
山菜取りで崖下に滑落死も先月あったばかり!
とにかく、登山道でない場所を登る。ぐらいの認識で行ったほうがいいかもしれない。

ブナオ峠をあっさり制覇している人はたいがい冬山の3000m級登山クリアーしているぐらいの人ばかりなので、なんとなく分かるはず。
行く適期は5月~6月 あるいは草の枯れた11月だ。10月では背丈ほどのヤブがあるし、7~9月はオロロやスズメハチ対策が大変だ。まぁ雪で閉ざされた季節に行けるならそれもいいが、時間が10時間ぐらいはかかるはず。林道は方斜面になり命がけだ。4月では雪が邪魔をして進めない場所が多かった。アイゼン・ピッケルとなると自転車は途中で放棄するしかない。そして命がけ。。。

やはり5月中旬がいいよ。
あ、倒木・落石が進路は塞ぐので 折り畳みノコギリ フルフィンガー手袋(ごつめで木が刺さらず、指抜きでないもの)は必要かな~
3~4mの大木を崖下に投げたりするし。下に人はいないか確認してから投げてね!
殺人になるし。。。。。。

落石はどかすだけで、落とさないほうがいいよ。山菜取りや渓流釣りの人もいるんだから。どこまでも落石は落ちてゆくし。危ない。