ハックへ。
昨年の7月24日に発病したと思われた日から、
もう少しで１年だったね。
本当に、よく頑張ったね。
抗がん剤治療も、
白血球が少な過ぎて最初だけ。
後は、ずっと、プレドニゾロンの薬だけで
１年頑張り通したね。
お医者さんは、
それだけで１年頑張れたのは、
凄いことだ
と驚いてたよ。
と驚いてたよ。平成２８年１０月。
白血病キャリアのハク先生の
お友達になってもらうために、
姫路から電車を乗り継ぎ、
遥々、ここに来てくれたハック。
４年近く、ここで
みんなと一緒に暮らしたね
あの頃は、病気の事を調べると、
ちょっとしたことでも、
他の猫にも感染すると言われていて、
人間大好きのハックを抱っこするのも
躊躇してたっけ。
ごめんね。
誰に対しても、
特大のゴロゴロの音を出しながら、
いつも、背中に飛び乗る猫は、
後にも先にも、
ハックだけだろうね。
人だけじゃなく、猫も大好きだったハック。
そんなハックに対して、ハク先生は、
来ないで～と唸ってを繰り返し。
と唸ってを繰り返し。それでも、友好的なハックは、全然懲りずに、
いつもハク先生の傍に行ってたね
数ヶ月後。
コーラ、すず、りんも
白血病キャリアと判明。
でも、５匹の男達は、
本当に賑やかな日々を送ってたね。
ハックは、あの頃が一番楽しかったかな。
そして、ハク先生と闘病が続いたね。
その度に、ヨレヨレのコーラ達を舐めて、
綺麗にしてお世話してくれたよね
そんな、ハックを見ていて、
りんの面倒をみて、
虹の橋を渡るのは、
ハックが最後だと、
思い込んでたんだよね…本当は。
１年の間に２回も高熱に見舞われて。
でもその強い生命力で10日間の高熱を克服。
高熱になっても、
頑張って食べようとする姿は、
生きるんだという
という意欲を感じて、頼もしかった。
でも、６月中頃から、
食欲はすごくあるのに、
段々痩せてきて、
次第に吐く回数が多くなり、
あれよあれよと、１ヶ月の間に、
生きるのがしんどくなってきていたね。
旅立つ前日は、
いつも外を眺めていた
ゲージまで上がったり、
ちょっと、怪しい雰囲気もあったけど、
座り直したりして、
しっかりとした目付きを見て、
気のせいだと思ったりしていたよ。
翌日の日曜日。
ハックは、私が来るのを
待っていてくれたんだね。
家を出て、途中で電話が来たりして、
予定より40分程遅れて
保護猫の家に着いた私を、
遅いぞ～
って
って待っていたんだろうね。ごめんね。
私が着いた時には、
手足が冷たくなっていて…。
少しして、
５秒に１回の深めの呼吸になり、
それが１分間だったのか、
３分間だったのか…。
あれ
５秒経ったのに呼吸がない…。
そんな、何気に虹の橋を渡ってしまった。
あっと言う間の30分間。
そして、日曜日の
この日この時じゃなきゃ、
見送るのが難しいと分かっていたのかな。
ハックは、どこまでも、優しい子だね。
もう、コーラ、すず、ハク先生、
そして、いすずと遊んでいるかな
キャリア組には、
りんだけが残されちゃって、
可哀想だけど、
みんなの分も元気に
生きていける様に、見守っててね。
ハック、またね
ハック
2020年7月12日午前10時9分byみみはは
