■最初は楽しい家づくり ⇒ (気分高揚期)
・リビングは、天井吹き抜けで、外のテラスにつながるようにしたい。
・システムキッチンに、食洗機・オーブンレンジ・浄水器は絶対に必要。
・全室床暖房で、できればソーラーシステムを採用したい。
・書斎や、ユーティリティースペースがあれば生活が豊かに。
・外観はテラコッタ調の塗り壁の南欧風住宅にするのが夢だった。
など、家づくりの夢は、どんどんふくらんでいきます。
「あれも必要」「これもとりいれたい」と夢がふくらんでいくのは、ごく自然なことです。
まさに、「理想の家」で「楽しい生活」をする姿を思い描きながらの検討作業は、
家をつくる過程で一番楽しい期間といえるでしょう。
住宅会社の担当も、「ああ、それはいいですね~、わかりました!」と、こころよく
要望を取り入れてくれます。
■でも、打合せが進み、ある段階になると・・・ ⇒ (意気消沈期)
「あれ、家づくりは楽しいはずではなかったのか?・・・」
なんて、気づくときがくるのです。
それは、
意中の1社を決め、詳細打合せをしていく段階で直面する、
「予算」と「夢」を天秤にかけながら、取捨選択する作業段階で訪れます。
・見積りが出てきてびっくり!こんなに高くなるとは思ってもみなかった。
・これでは、思い切ってランクを下げるか、最悪あきらめるしかないのか。
・これでは予算オーバー、はたして何を削ればいいのかわからない。
連日このような作業をくりかえしていると、ついには頭の中が「混乱」してきて、
適正な判断ができなくなってしまう・・・
■そんなときに、活用していただきたいのが、
『家づくりの優先順位が一瞬でわかる「たった一つの質問」』
それは、迷っている自分にこう「質問」してみるのです。
『もし、それをしなかった場合、どんなことになるだろう』
大事なので、もう一度繰り返します。
『もし、それをしなかった場合、どんなことになるだろう』
とてもシンプルな質問ですが、「効果は大」です。
今迷っていることが
「本当に必要なのか、必要でないのか」、ハッキリします。
・じつは、漠然と「いいなあ~」と思っていただけだったり。
・じつは、完成したあとでも十分、設置するのが可能だったり。
・じつは、ほかに安く代用できるものがあると気付いたり。
・じつは、なくてもまったく問題がないことを悟ったり。(笑)
■またさらに、
『それをしなかったら「最悪の場合」どうなるだろう』
と、突っ込んで考えてみて、
「なんの問題もおきない。」
「大したことにはならない。」
程度なら思い切って「やめる」選択が価値的だったりするものです。
・後ろ髪をひかれる思いで 「あきらめる」のか、
・心から納得して 「やめる」のか、では天地の差です。
是非、活用してみてください。