11861発目.天皇賞・秋実況回顧 | 僕、家元(時々チキンハート)です。

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サイレンススズカの悲劇を払しょくする同一年度春秋連覇、しかもレコードタイムのおまけつき!

99年の天皇賞・秋実況回顧です。





1998年11月1日、あの日東京競馬場にいた141,862人の大観衆のみならず全ての競馬関係者の記憶に深く刻まれた悲劇から明日でちょうど1年です。レース半ば、志半ばにして散っていったサイレンススズカ、その無念と魂は今も大欅のあたりを漂っているかのようです。今日はあの日よりも多い150,679人の大観衆、全馬無事の完走を祈らずにはいられない第120回天皇賞・秋です。1番人気3.8倍、昨年の2冠馬セイウンスカイがゲート入りを嫌っています。京都大賞典の勝ち馬ツルマルツヨシが6.0倍で2番人気、昨年春の天皇賞馬メジロブライトと今年春の天皇賞馬スペシャルウィークが6.8倍で並んでいます、春のマイル王者エアジハード8.3倍、毎日王冠でグラスワンダーをハナ差まで追い詰めたメイショウオウドウが9.6倍、この6頭が単勝10倍以下のオッズ、人気はやや割れ加減、ゲートの後方まで誘導されますが後ろ脚を蹴りあげるなどしてなかなか入ろうとしません、スタンドからは大きな声も上がります。横山典弘尻尾を持ったりして何とか入れようとするんですが後ずさり、また後ろ脚を蹴りあげました、相当これは時間がかかりそうです。1番人気は現在11連敗中、横山典弘が1発ムチを入れてゲートに近づけるんですがまた後ずさり、今黒い覆面で目隠しがされましたセイウンスカイです。しかしゲートの後方で立ち止まる、後ずさる、その繰り返しであります。横山典弘諦めたか、覆面を外しました。勢いをつけて再度挑戦、ああ今ようやく収まりました。これに場内は安堵の歓声であります。ダイワテキサス、そしてスペシャルウィークも入りました、ここからは非常にスムースなゲート入り、奇数番号の各馬が収まりますが今度はエアジハードでしょうか、しかし収まりました。そして偶数番号の馬、メジロブライト昨年春の天皇賞馬、そしてツルマルツヨシが最後のゲート入り、14年前ギャロップダイナの2着に敗れた父シンボリルドルフの無念を晴らすか、第120回天皇賞・秋、ゲート入りが終わりました!

ゲートが開きました!第120回天皇賞・秋!メジロブライト後方から!ホッカイルソーもやや出遅れた感じのスタート!さあ先手を奪うのは誰だ、逃げ先行馬の多い中、セイウンスカイは中段よりやや後ろ、2番のアンブラスモア、そして3番のサクラナミキオーが出てまいりました、17頭がこれから2コーナーのカーブ、そしてバックストレートへとなだれ込んでいきます、先頭から17頭を順を追ってご紹介、2番のアンブラスモア、3番のサクラナミキオー、4連勝中の13番クリスザブレイヴ、内から10番のサイレントハンター今日がラストラン、こちらは豊は豊でも関東の吉田豊であります。2馬身差16番のキングヘイロー、内を通って1番のエアジハード、グラスワンダーを破って春のマイル王に輝いた馬であります。昨年2着の6番ステイゴールド、3歳女王11番のスティンガー、ここにいました昨年の皐月賞と菊花賞の2冠馬、7番のセイウンスカイと横山典弘であります。現在中段につけているセイウンスカイ、2番人気の17番ツルマルツヨシと藤田伸二、14年越しの父ルドルフの無念を晴らすか、赤い帽子5番はダイワテキサス、3歳馬12番のシルクガーディアン、8番のユーセイトップラン、その4~5馬身後ろに9番のスペシャルウィークと武豊、史上2頭目の春秋連覇へ、京都大賞典から16キロ馬体を絞ってきました、さらに差があって4番のメジロブライト、1000m58.0、アンブラスモアが飛ばしています第3コーナーのカーブに入っている、後方2番手に15番のメイショウオウドウ、末脚勝負か14番のホッカイルソー、ホッカイルソーが最後方で3~4コーナーの中間地点に差し掛かる17頭であります。

アンブラスモアが3馬身くらいのリード、黄色と白の染め分け帽サイレントハンターが2番手、外に出しているサクラナミキオー、4番手にエアジハード、初めての2000mはこの馬にとって果たしてどうなのか、外を通ってクリスザブレイヴ、2馬身後ろにステイゴールド、内に入ったキングヘイロー、セイウンスカイはまだ中段だ、スペシャルウィークは後方から5~6番手!

第4コーナーをカーブして直線!15万の大歓声が17頭を迎え入れる!アンブラスモアが先頭!サイレントハンター!サクラナミキオー!内からキングヘイロー!スティンガーが差を詰める!そしてエアジハード!エアジハード!ステイゴールド!直線の坂!セイウンスカイ外から2頭目!大外からスペシャルウィーク!アンブラスモアが先頭!エアジハード!ステイゴールド差を詰める!200を通過!坂を上りきった!アンブラスモアが先頭!外からエアジハード!真ん中スティンガーが突っ込む!ステイゴールド!外からスペシャルウィーク!前は混戦!エアジハードか!?外からステイゴールド!スペシャルウィーク!スペシャルウィークだ!スペシャルウィーク武豊!ラスト3戦!カウントダウン初戦をものにした!史上2頭目!タマモクロス以来となる天皇賞同一年度春秋連覇の偉業達成!武豊サイレンススズカに捧げる1年遅れのウイニングランです!レコードの赤い文字が掲示板に灯りました!1:58.0!ヤエノムテキのレコードタイムが9年ぶり!コンマ2秒更新されました!京都大賞典7着から鮮やかな復活劇!東京優駿に近い470キロの馬体重で挑んだ今回!今年で引退が決まっているスペシャルウィーク!まずは天皇賞・秋完勝です!武豊はエアグルーヴ以来3勝目!春秋合わせて天皇賞は8勝目となりました!ステイゴールドは去年に続いて2着!春秋合わせてこちらは3回目の2着であります!安田記念の覇者エアジハードは3着!十分見せ場は作りました!そのあとはスティンガーが4着!1番人気セイウンスカイは5着に敗れています!1:58.0のレコードタイム!上がり4F48.1!3F36.3!第120回天皇賞・秋!勝ちましたのは2番人気!春秋連覇の偉業達成!9番スペシャルウィークと武豊でした!


(平成11年10月31日 第120回天皇賞・秋 勝ち馬・スペシャルウィーク)