僕、家元です。
震災復興支援競走と銘打たれた7月7日、七夕の日のグランプリ。
96年の宝塚記念実況回顧です。
ライスシャワーの悲劇から1年が経ちました。今年も阪神大震災復興支援競走として行われる春のグランプリ・第37回宝塚記念、ナリタブライアンそしてサクラローレル不在の中、重くのしかかる期待にどう応えるか撃墜王、マヤノトップガンが圧倒的1番人気です。そして日経賞以来約4ヶ月ぶりのカネツクロスが2番人気、昨年の優駿牝馬ダンスパートナー3番人気、金鯱賞2着のサンデーブランチが4番人気、香港国際カップの勝ち馬フジヤマケンザンが5番人気であります。12番のカネツクロスがゲートに向かいます、鞍上はライスシャワーの主戦ジョッキーだった的場均です、最後に13番ヤマニンパラダイス、これで13頭態勢整いました!
ゲートが開きました!出遅れはありません!13頭綺麗なスタートを切りました!内からレガシーワールド好スタート、緑の帽子フジヤマケンザン、サンデーブランチも前に出てくる、外からカネツクロスが行きました、マヤノトップガン早めに行って3番手に押し上げる、オレンジの帽子オースミタイクーン、ゴールデンジャックがいます、7番のダンスパートナー、3番のヒシナタリー、サージュウェルズと続いている、13番のヤマニンパラダイス、ホマレノクインが後方2番手、最後方から1番のカミノマジック、残り1600の標識を13頭が通過していきます。
大歓声が徐々に静まっていきます阪神競馬場、グランプリ・第37回宝塚記念、先頭から順を追ってご紹介していきますと、カネツクロスが3~4馬身リードをとって向こう正面に入っていく、レガシーワールドが2番手であります。そこからさらに5~6馬身開いてマヤノトップガンと田原成貴、3番手と絶好の位置につけています、その後ろにサンデーブランチ、外にピッタリとフジヤマケンザン、1:00.4です、1000m1:00.4、オースミタイクーンと武豊、5番のゴールデンジャック、ダンスパートナー内々を通っています、さらに2馬身差ヒシナタリー、外を通ってかつて天才少女と呼ばれたヤマニンパラダイス、黄色い帽子サージュウェルズ、3馬身差1番のカミノマジック、ホマレノクイン最後方、13頭これで全部であります。
残り800を通過、マヤノトップガン2番手に上がった、マヤノトップガン2番手、これを見てスタンドからまた大歓声だ、カネツクロスが先頭、マヤノトップガン2番手、13頭が固まってきた、外から8番フジヤマケンザン、レガシーワールドにはムチが入っている、サンデーブランチ、ゴールデンジャック、マヤノトップガンが先頭に代わる、内で抵抗するカネツクロス、人気2頭の争いか、サンデーブランチが3番手に押し上げる!
第4コーナーをカーブして直線!マヤノトップガンだ!トップガンが先頭に立つ!内で粘るカネツクロス!3番手にダンスパートナーか!?200を通過!田原成貴軽く押した!マヤノトップガン!ダンスパートナー!外からヒシナタリー!真ん中を割るサンデーブランチ!マヤノトップガン!ムチなどいらない!マヤノトップガン圧勝ゴールイン!マヤノトップガン!去年の有馬記念に続いてグランプリレース制覇!阪神大賞典そして春の天皇賞の無念残念をここで一気に晴らしたか!?春の天皇賞5着の後短期放牧!ここで心も体もリフレッシュして迎えたグランプリ・宝塚記念!2着のサンデーブランチに1馬身半差で見事勝利であります!重賞未勝利ながらサンデーブランチ2着!これは大健闘といっていいでしょう!そしてダンスパートナーとヒシナタリーが3着争い!2:12.0の勝ち時計!上がり4F46.5!3Fは34.7であります!
(平成8年7月7日 第37回宝塚記念 勝ち馬・マヤノトップガン)