2547発目.永遠に打てなくなった終止符 | 僕、家元(時々チキンハート)です。

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このブログは40男・家元の、100%自己満足垂れ流しでお送りしています。




その背中に5年間守り抜いた全日本の看板はもうありません!

今はただその目に焼き付けていた、三沢光晴の姿を思い浮かべます!

長い花道の向こうに三沢との再会の場が見えた、川田利明!

たった一言、「運命」という言葉のみが川田の足をノアのリングへと向かわせます!

そして、たった一言では片づけられない26年に及ぶ歴史の最後の扉が開きます!

足利工大付属高校の丸いマットで出会ってから始まった、三沢を追い求める川田の戦い!

坊主頭の15の春から、川田の前には常に三沢の背中がありました!

そして今、川田の目の前にあるのは四角い緑色の、三沢が作ったノアのリング!

さあ今、そのグリーンのマットが近づいてきた!

三沢が上がってくるグリーンのマットに今、足を踏みしめてロープをまたいだ!

ノアのリングに川田利明登場!





聞いたことのないピアノの旋律が、川田の耳に流れます!

今、川田の胸には三沢のどんな表情が浮かんだのか!?

そして今、5年の時を経て川田にとっては聞きなれた三沢コールのシャワーを浴びます!

これまで何度も、この三沢コールをエネルギーに変えてきました!

あの時が帰ってきた、川田が永遠に追い求める男、三沢光晴!

5年前、2人の別れは突然やってきました!

理想を求めた三沢、信念を曲げなかった川田!

出会ってから初めて違う道を進んだ2人が今宵、「運命」という名の同じ花道を歩みます!

誰よりも川田をかわいがったからこそ、リングの上では徹底的に川田を叩き潰しました!

命を削り合った戦いからだこそ、2人にもう次はありません!

5年間離れていた距離が今、10mを切りました!

三沢と川田、この2人が同じリングに立ちました!


「本日のメインイベント、シングルマッチ・時間無制限1本勝負を行います!」


$僕、家元(時々チキンハート)です。


「青コーナー、250パウンド、川田~利明~!」


看板は捨てた!しかし、歩む道は俺だけの王道!川田利明!


$僕、家元(時々チキンハート)です。


「赤コーナー、255パウンド、三沢~光晴~!」


区切りでも節目でもない!これは男のけじめの戦い!三沢光晴です!


(平成17年7月18日 東京・東京ドーム 三沢光晴VS川田利明 実況・平川健太郎)