宮城での落語会に関してのコメントのお答え | 席亭こう生の落語的な日々

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子供の頃からの落語好きが高じて、

いつの間にか落語会を主催する事に.....

全くの素人だった私がいかにいして

落語会を企画、運営しているのか

席亭こう生の落語的な日々...

今回の宮城での落語会に関して

ブログを書く事は止めようと思っていました


現地であった事を隠して「来場者が喜んでくれましたよ」や「落語家さんは頑張ってくれました」

などの美談に終始するか、解決した(と私は思っている)問題をまたここで書いて

この問題が再燃でもして、同行された方々に迷惑がかかってしまいます


どちらにしても、私には愉快な事ではないので

Twitterで書いた事で終わりにするつもりでおりました


ところが、以前書いたブログにコメントを書いた方がいて

事実と違う事があるので、訂正と説明の必要性を感じ

その方が指摘された事にお答えしたいと思います


http://ameblo.jp/iemotodan4/entry-11004175738.html



まず、私がボランティアで参加された方や

芸人からお金を集めたり、それを見て見ぬふりを

しているように書かれています


まず最初にお話しなければならないのは

今回の宮城での落語会には、現地の関係者と

私の間にもう一人の人物がおりました。

その人を仮にAとします


今回の件は、そのAなる人物から話しがきました。

事のいきさつは割愛させていただきますが

彼の当初の説明では、お金は一切かからないとの事でしたが

出発5日前の先週の月曜日に突然お金の要求があり

私、同行の妻、妻の友人、そして芸人さんからも

交通費や経費など合わせて数万円の請求がありました。


被災地で落語会を待っている方々や現地で準備をしてくれている方

今回、善意で参加された芸人さんの事などを考え

例えば私が個人で芸人さんと一緒に被災地に行った場合

それくらいはかかるだろうと自分の中で言い訳をし、提示された

全額を私、妻、妻の友人で支払う事にしました。


他の同行者がいる事は知らされておらず

バスの中に女性が一人おりましたが、どういう方なのか

現地に着くまでその方がボランティアである事は分かりませんでした。


ですので、芸人さんからもボランティアで参加された方から

お金を預かったり、集金したりはしておりません。


むしろ、私どもも支払いをした側なのです。


もちろん、私どもには一切のマージンや金品の授受はありません


話しは前後してしまいますが、そのAさんに支払ったお金は

帰りの車中で、ボランティアの方の分(その方も支払っておりましたので)

も含めて、芸人さん達のご協力もありAさんとの話し合いの上

全額返金されました。



「また伺います」と書きましたが、これは私だけの考えでは出来ない事で

先方からご依頼をいただき、その条件で参加してくれる芸人さんがいての事です。

「また伺います」と書いたのは、被災地でご苦労されている方に

今後も喜んでいただけるようにとの願望であり、希望でもあります。



出演料をお支払いしている落語会では、収益がなければ続ける事ができません。

しかし、儲けばかりを考えても上手くは行きません。

来場される方にとって主催者が儲かろうと損をしようと関係のない事ですが

利益がなければ会を継続させていく事はできません。



出演した芸人さんの一人は、芸人としてではなく

個人的にも良く知っており、お付き合いもしておりますし

今回参加された方とは、帰って来てからもメールの

やり取りをしております。

逃げたというのはAさんの事でしょうか?



今回アマチュアの落語家である私が高座に上がったのは

落語会の主催者が落語をするのは面白いという

現地の方からの要望でもあり、事前に出演者の方々に

確認と了承を得ております。


また、ブログ等にも書いておりますが、

私が高座に上がる事は来場の方々には

事前に伝わっていたと思います


また、アマチュアがプロの方と一緒の高座に上がる事は

地方では珍しい事ではなく、私自信も千葉で行っている

小規模の会では、アマチュアの方に開口一番をお願いしております。


余談ですが、以前名古屋で快楽亭ブラック師匠の独演会に行った際

作家のK氏が高座に上がり落語をしていた事がありました


この方のコメントを拝見するとバスに同行した方以外知りえない

事が書かれております。


これを書いたのが、一緒に同行した芸人さんやボランティアのとは思えないので

参加された落語家さんが、何処かの落語会でのマクラで言った事を

誤解されてしまったのではないかと推測します



ただ、今回の件は私の不徳のいたす事は事実ですし

本来ならば高座の事だけに専念していただかなければならない

芸人さん達にそれ以外の事で負担と迷惑、不快な思いをさせた事は間違いありません


この点は深く反省しております


落語家さん達にご迷惑をおかけしながら、こういう言い方も無いかとも思いますが

今回の件は本当に勉強になりました。


世の中は色々な人がいるのですね




追記


次回は、宮城での落語会のいい話しを書きますね....