来月行われる香港国際レースの選出馬が発表された。
登録しているのは、地元香港馬だけではない。
『国際』と銘打っているのだから当然なのだが。
だが、日本の競馬を知っている人ならば不思議に思うことがある。
欧州、米国、豪州など競馬が盛んに行われているパートⅠ国からの参戦が多いのだ。


もちろん日本馬も参戦する。
日本馬の出走は理解できる。
近年、輸送手段が高度化され、時間も短縮、安全に海外へ行けるようになった。
しかし、外国の馬主は日本に見向きもしない。
同時期開催、しかも賞金世界最高峰ともいえる日本の大レースには。
日本と香港、距離は大して変わらないし、輸送時間も差が無い。
さらには、信じられないことに参加してくる外国馬の輸送費等の費用はJRA持ち。
そして今の円高。
それゆえに世界の一流馬がこぞって賞金を狙ってくるものと思っていたが。

もちろん理由はある。
検疫の面倒さが日本は厳しくて並ではない。
これは昨年、全国的にニュースにもなった馬インフルエンザの影響も大きい。
それで来ないというように言われているが。
それだけが理由では無い。

JRAは、農林水産省下の組織。
お役所体質で融通も利かないこともあるのだろう。
賞金を上げても名誉がなければ意味が無い。
香港は、そこのところが実に巧かったようだ。

本年から日本もパートⅠ国になった。
世界でも一流の競馬開催国と認められた訳だ。
だが、運営する団体の考えがそこまで至っていない。
そのためにも、もっともっと外野やファンの声を聞くべきだ。
それでも10年前に比べると随分マシになったものだが。

日本の経済は一流と言われるが、政治は三流と揶揄される。
僕の愛する競馬だけでもせめて真の一流国と胸を張って言えるものにして欲しい。