こんにちは!


\指示の出し方を変えるだけで/
勉強嫌いな支援級キッズの
やり抜く力をおうちで育て、
進路選択の幅がグンと広がる!




発達科学コミュニケーショントレーナー
家胡ふくです。




*・゜゚・*:.。..。.:*・*:゚・*:.。..。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・*:゚・*:.。.




今日は、支援級キッズの「カタカナが苦手!」についてお話しします。


支援級キッズの音読タイム、なかなかむず痒い思いをしながら聞いているママも多いのではないでしょうか?

 

特に、カタカナが多く混ざっている文章だと、

「へ・リ・コプ・タ・ア」ナニソレキョロキョロ

みたいに、ブツブツに読んでしまって、うーん、なんのこと言ってるのかよくわからないな~、という事が多いのではないでしょうか真顔はてなマーク



息子も小学校低学年のころの音読は、それはもう途切れ途切れで、読み終わるのにものすごく時間がかかって、終わった時には

「あーーー、やっと終わった、疲れたーネガティブ!!」

ということが多かったです。


なんで支援級キッズには、こんなにカタカナが苦手な子が多いのでしょうかあんぐりはてなマーク


息子は、読むだけではなくて、書く方も苦手で、今でも「しまじろうのひらがなカタカナ下敷き」を時々引っ張り出して、見ながら書いています泣き笑い
特に「シ・ソ・チ・ツ・テ・ナ・ヌ・メ・ユ・ヲ」何となく似た形のある文字とか、なかなか出てこないようです。


これは、学習障害の一つでディスレクシア(読字障害)である事が関係していることが多いです。

ディスレクシアの子どもには、こんな苦手があります。


【読字障害】
自分から絵本などを読もうとしない
読み飛ばしや、似た表現で別の言い回しに変えてしまう
文字を指さすなどして、一つ一つ拾って読む(逐次読み)
話すスピードに比べ、読むスピードが極端に遅い
文章を読むとすぐに疲れる(易疲労性)



【書字障害】
文字を書くとき、反対向きに書いてしまう(鏡文字)
特殊音節(小さい「っ」促音、「ゃ ゅ ょ」拗音など)を間違える
「わ」と「ね」、「ツ」と「シ」のように似た形の文字を間違える事が多い
「お」と「を」、「は」と「わ」のように発音が同じ文字の誤りが多い

画数の多い漢字を間違いやすい



一般的に、学習障害でなくても、小学校1年生時点でのカタカナの習得率は約78%で、その後、 1~2 年生の 2 年をかけてかなりのレベルが、そして 3 年生でほぼ習得され、4 年生で完全に習得されていくといいます。

これは小学校1年生段階で、ほぼ100%近い習得率となる平仮名(清音)に比べると、カタカナの習得は、かなり遅いと言えます。


また小学生の「読み」に困難を抱える児童を調べた調査でも、ひらがな1%、カタカナ2~3%、漢字5~6%と、平仮名よりもカタカナ読みの困難が多いことが報告されています。
全体の傾向として「カタカナは平仮名より難しい」というのは事実だと考えられます。


ディスレクシアの子どもの多くは、文字の形を視覚的に記憶する事が苦手です。特にカタカナは、文字の形を頭の中で思い出し、それを再認識するプロセス自体が脳の負担になります。


平仮名とカタカナは同じ音を表しますが、文字の形が大きく異なります。
平仮名は書きやすい一筆書きの文字が多く、手の動きと文字が一致していると感じやすく、カタカナはストロークの向きや位置で異なるため、角ばった記号的な印象になり、形を覚え辛くさせています。


平仮名を思い浮かべるときには、音情報と書字のイメージが大切です。

 

例えば、「」という音を思い出すと、手で書く動きをイメージして文字「あ」が思いつきやすいですよね。


しかし、カタカナの場合は漢字と同様のプロセスが必要とされ、最初に文字の形を思い出し、それを音と照らし合わせてから書字を行います。

似たようなカタチでも、ストロークの数や向きが重要になるのでより正確に表現する必要があります。

 


発達障害の子どもは、ワーキングメモリが低いことが多く、この形を思い出し、それを正確に書く、ということが難しいんですね。

 

読むことに関しても、記号的な要素が強く、似た形のものが多く、また、学習の順番でもあとの方に習うため、カタカナをスラスラと読むことが難しいのです。


発達障害の子どもであっても、「意識すると読める」とか、「説明すれば理解できる」という子が多いです。

全く読み書きできないのではなく、理解に時間がかかる事が多いのです。

 

そうやって、この学習障害が見過ごされて放置されて、実は本人は困っているのに分かってもらえない、そして、そのまま大人までその困りごとを持ち越してしまう事になってしまいます。
 

しかし学習障害の困りごとは、自分に合った対応方法を見つければ、うまく対応していくことは可能です!

 


例えば俳優のトム・クルーズさんは、ディスレクシアで有名です。

彼は文章を読めないので、人に台本を読んでもらって、映画のセリフを覚えているそうです。


どうやって自分の苦手と付き合っていくかを、早い段階から学習障害の子どもに教えて行くことは、とても重要な事です。


ではどうやったら、カタカナの苦手が減るかというと…


分解して覚える
カタカナを意味のない記号と同じように認識してしまいがちなので、特にひらがなとかけ離れた形の文字は、分解して覚えましょう。
例えば、「ア」なら、横に細長い「フ」+「ノ」とか、テなら漢数字の「二」+「ノ」など。




文字と音がつながるイメージトレーニング
・カタカナカルタ
・カタカナ表を見ながら「連想ゲーム」
例えば、特に苦手な「ツ・ヌ・ヲ」の文字なら
ツ⇒ツムツム
ヌ⇒ぬらりひょんおばけ
ヲ⇒ヲタ芸


 

というように、字と音を連想ゲームやカルタで楽しみながらつなげてあげましょう!
学年が上がってきたら、アプリを使って覚えるとか、ポケモン好きなら、ポケモンの名前をひたすら読みながら書き出すとかもいいですよね!


今、流行ってるし、おススメなのは、「Bling-Bang-Bang-Born」をカタカナの歌詞を目で追いながら歌うカラオケ


これは大人でも難しいかもしれませんニヤニヤ


ちなみに、息子の高校受験の時に、覚えたほうがいいかな~と「風にも負けず」を「漢字カタカナ」でプリントしてトイレの壁に貼ってみたのですが、カタカナばかりって、学習障害が無くても、とにかく違和感で気持ち悪くて、数日で「漢字ひらがな」バージョンに貼り換えましたアセアセ

 

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
中略・・・・・

・・・・・
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

 

うう、スラスラ読めない泣き笑い


苦手なカタカナは、子どもが好きなもので楽しみながら覚えるウインクびっくりマーク

これが一番ですねグッ笑い
 

 

 

音譜Facebookはこちら

音譜インスタはこちら

 

お友達申請は、一言感想を

添えてメッセージいただけると

とっても嬉しいですドキドキ

 

 


*・゜゚・*:.。..。.:*・*:゚・*:.。..。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・*:゚・*:.。.


\指示の出し方を変えるだけで/
勉強嫌いな支援級キッズの
やり抜く力をおうちで育て、
進路選択の幅がグンと広がる!


発達科学コミュニケーショントレーナー
家胡ふく


*・゜゚・*:.。..。.:*・*:゚・*:.。..。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・*:゚・*:.。.