こんにちは!
\指示の出し方を変えるだけで/
勉強嫌いな支援級キッズの
やり抜く力をおうちで育て、
進路選択の幅がグンと広がる!
発達科学コミュニケーショントレーナー
家胡ふくです。
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今日は、「マルチタスクが苦手!」についてお話しします。
マルチタスクとは、複数の作業を同時進行することです。
子どもなら
・先生の話を聞きながらノートをとる
・時間を確認しながら次の授業の準備をする
・体育で複数の動作を同時にこなす
・実験や工作など、手順を複数覚える
・食事の準備や食後の片付けを同時に進める
・遊びのルールを覚える
大人なら
・数品の料理を同時に作る
・電話をしながらメモを取る
・人と話しながら作業をする
と、私たちの日常生活の中には多くの、マルチタスクがあります。
同時進行とは言っても、脳は構造上、一度に一つしか処理ができません。
なので、正確には同時進行ではなく、
「短い時間でタスクの切り替えを次々に行なっている」のです。
この脳の切り替えがうまくできるかできないかが、マルチタスクの得意や苦手に関係しています。
支援級キッズ、一つの事に集中するのは得意ですが、マルチタスクは本当に苦手ですよね~
でもなぜ
理由は、脳の前頭前野の機能に問題があるからです。
前頭前野は「考える」「判断する」「記憶する」「集中する」「行動や感情をコントロールする」などの重要な役割を担っており、この部分の弱さがマルチタスクの困難さにつながります。
ASDのある人の場合
シングルフォーカス特性
一度に注意を向けられる範囲が狭い。興味関心の幅が狭い。
シングルレイヤー思考
一度に一つの情報しか処理しにくい。複雑な状況の理解が難しく、明記されていないルールを自然と読み取ったり、物事の「裏」を察したり、といったことが苦手。自分で優先順位がつけにくい。
ADHDのある人の場合
ワーキングメモリーの弱み
脳の一時的な記憶の置き場&作業場であるワーキングメモリーの働きが低い事により、臨機応変な対応が難しく、不注意が起こりやすくなる。聞いたことや考えたことを一時的に頭にとどめたままで整理することが難しい。複数の作業を同時に進めることが難しい。集中し続けることや、注意し続けることが苦手。複数のことに目を配れない。
特性が大きく関わって、支援級キッズはマルチタスクが苦手なんです
マルチタスクに関しては、大人の発達障害の方の困った声が特に多く聞かれます。
これは、大人になると、仕事や日常生活でマルチタスクを必要とされる場面が、激増するからです。
例えば、
「仕事が溜まってしまって、どれからやればいいか分からない」
「複数の仕事を同時進行するのが難しい」
「一気にあれやって、これやってと指示されても何から手をつけたらいいのか分からずパニックになるだけで動けない。」
「指示を出された作業があったとき、1つ目に取り掛かっていても、声をかけられた途端に全て忘れてしまう。メモに書いても、メモしたことさえ忘れてしまう。」
「何かしている時に話しかけられると、それだけで頭が真っ白になる。」
大人になると、
切実な悩みになってしまいます
では、どうしたらいいのでしょうか
「お料理」でマルチタスクをアップさせちゃいましょう
お料理には、五感が必要です。
五感とは「味覚・触覚・聴覚・嗅覚・視覚」の5つの感覚のです。
マルチタスクを司る「脳の前頭前野の機能」をアップさせることとは、脳内のネットワークを太くすることです。
つまり、お料理することで、五感をフル稼働させれば、脳のいろんなところを一気に刺激して、脳内のネットワークが太くなるんです!
お料理は、
味覚
・おいしい!甘い、酸っぱい、辛い!
触覚
・やわらかい!ぷにぷにする~!
聴覚
・ジュワー!
嗅覚
・いいにおい!
視覚
・美味しそう~!
五感をフル稼働で、脳に刺激を与えまくります
刺激が子供の「やってみたい!」という行動力を上げます!
お料理は毎日の事なので、お手伝いが日常化しやすいのもいいですね!
毎日脳に刺激のシャワーです
もちろん、子どもの自信アップも忘れずに
一つ行動をするたびに、褒めてください
褒めポイントたくさんあります
包丁を使える年齢になったら、「よーく見てね!」とママがお手本を見せて、実際に切ってもらってください。
やり方を「しっかり見て」、「聞いて」、「覚えて」、「真似する」この一連の動作も、脳が成長する要素だらけです
できたらたくさん褒めてあげてくださいね
「とっても助かるよ!」と、感謝の言葉を添えると、誰かの役に立った!と報酬系の刺激となり、再現したくなり、さらにいい行動が習慣化しやすくなります。
出来上がったら、食べて「美味しい!」
成功体験がまさに「味わえる」訳です
お料理なら、毎日チャンスがあります
毎日ママが、脳を成長させてあげられます
女の子も、男の子も、お料理ができると人生のスキルがアップし、自信満々になりますよ
お料理あんまり得意じゃないママは、YouTube先生がいます😎❕
頼っちゃいましょう😉💕
うちの息子は、中3の冬から、自分で朝食を作るようになりました。
それまでも、夏休みや冬休みのランチは自分で「男飯だー!」といってチャーハンや肉野菜炒めやラーメンを作って食べていましたが、自分で作る経験が重なって、自信が持てるようになり、「もっとやりたい!」と思うようになったようです。
毎朝、何やら冷蔵庫の中を覗き込んでは、美味しそうな一期一会の卵料理を作っます。同時に、トーストも焼いて、スープも温め、牛乳も注ぎます。
マルチタスクでボリューム満点の朝ご飯を食べて学校に出かけていきます
お料理をたくさんやるようになって、息子のマルチタスクはかなり上がった気がします
以前は、朝ご飯を食べるのに夢中で、かかっているラジオの内容は、あまり聴けていないようでしたが、今は「食べる」と「聴く」が同時にできるようになってきました。
というのも昨日の朝、AIについてのおもしろそうな話題がラジオで流れてきたんですが、私がうっかり聴き洩らしてしまって、目の前で朝ご飯を食べている息子に聞いてみました。
すると「鉄道会社が、忘れ物対策にAI技術を導入して、忘れ物の特徴をLineで入力すれば、候補を出してくれて、忘れ物が持ち主に戻る率が高くなったし、人件費が節約できるし、でいいことだらけ。関西で始まったサービスだが、関東でも西武鉄道などが導入している」と、スラスラと、とても詳しく教えてくれて、私の知的好奇心を朝から満たしてくれました!
以前の息子では考えられないくらいの「食べる」と「情報を聞く」「話す」のマルチタスク力が育ってきていると感激しました
ちなみに私は息子が小さいころから
「料理男子は絶対モテるよ!」と
耳元でささやき続けてきました😋
子どもたちが大人になった未来の社会は、今とは大きく違ってきていることも確かですね!
そう考えると、支援級キッズの大きくなった時のお仕事、こんなことが言えるかもしれません。
マルチタスクが苦手な人(支援級キッズ)が向いているのは、自由度が高く、何かを作ったり表現をするクリエイティブ系のお仕事。
(クリエイティブ系の仕事でも人との関わりはあり、期限などもありますが、比較的自分のペースでできてシングルタスクの積み重ねであることが多いので、マルチタスクが苦手な人も能力を発揮しやすい職種です。)
例えば
①カメラマン系
比較的自由度が高く、コミュニケーションを取ることも多くないので、発達障害がある人も多く活躍している分野です。
②料理人系
調理師、寿司職人、パン職人、パティシエ、料理研究家、野菜ソムリエなど、料理や調理に関する仕事です。料理はマルチタスクが必要とされる作業ですが、発想力が豊かでモノ作りが好きだったり、作業に没頭したりするタイプの人には向いている分野です。
③エンジニア系
システムエンジニア、Webエンジニア、プログラマーなど、専門的な知識やスキルを持つ技術者です。一定の規則性にこだわりがあり、深く追求することが得意なASDの人が多く活躍している分野です。
④アーティスト系
漫画家、ミュージシャン、スタイリスト、俳優、書道家など、自分で作った作品の魅力で勝負する仕事です。発達障害では、興味があることに強く能力を発揮しやすい人が多く、自分の興味があることを好きなように表現できるこの分野は、向いている人が多くいます。
マルチタスクが苦手な人が向かない仕事は、事務作業やスケジュール管理が必要な仕事と、人との関わりが多い仕事です。
ほかにも、長時間座っていられない、雑音や視覚刺激が多い場所では集中できないなど、人それぞれに努力ではどうにもならない特性があるので、職種だけでなく自分の特性にあう職場を探すことも必要になってきますね。
例えば
①接客業
②コールセンター
③事務系
などは、マルチタスクが必須と言えます。
でも、これって、今どんどんAIが進出している分野とも言えませんか?
①接客業
⇒配膳ロボットやセルフレジ
②コールセンター
⇒自動音声ガイダンスやチャットボット。アメリカでは膨大なマニュアルを搭載したコールセンターオペレーターロボットがすでに対応しているそうです。
③事務系
⇒多くのアプリやAI技術で一番、非属人化が進んでいる
子どもが大人になった時には、この職業のありかた自体が今と大きく変わるのではないでしょうか?
ファミレスの猫型配膳ロボットも、もうあいつが
「おまたせだニャー」ってお料理を持って来ても、びっくりしなくなりましたよね
特性は、活かせば将来の強みになります
考え方をポジティブにスイッチしましょう
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