こんにちは!
\指示の出し方を変えるだけで/
勉強嫌いな支援級キッズの
やり抜く力をおうちで育て、
進路選択の幅がグンと広がる!
発達科学コミュニケーショントレーナー
家胡ふくです。
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今日は、「発達障害の先延ばし」についてお話しします。
人間誰しも「先延ばし」してしまうものですよね~
夏休みの宿題なんて、その最たるものではないでしょうか
夏休みの宿題と聞くだけで苦い思い出がぶり返してきてしまう大人もたくさんいるかと思います
そして毎年、8月後半の週末は、親子で子どもの夏休みの宿題に振り回される、というご家庭も多いのではないでしょうか
しかし、支援級キッズの先延ばしレベルは、そんなもんじゃないですよね
えー、ちょっとやるだけじゃん!
なんでそこ、先延ばしする?
今やろうよ!
日常生活で、「なんで?」って思うような先延ばし、いっぱいありますよね
しかし、これ、「怠け者」ではなくて、発達障害の特性で、できない、ということがあるんです
ADHDの人は脳の「実行機能」に関わる困りごとが多いのです。
実行機能とは、タスクを行うために必要な脳機能で、「注意の持続」「時間の管理」「感情のコントロール」「ワーキングメモリ(作業記憶)」などを司っています。
ここが、やらなきゃいけない事へのスタートダッシュにブレーキをかけているのです。
他にも「やるかやらないか」の選択のときに衝動的に「やらない」を安易に選び、「やらない」ことがご褒美になってしまっていることもあります。
「やらなかった」ことがご褒美になってしまうと、そちらを選ぶ傾向が強まってしまいます。
また、ギリギリまでやらずに滑り込みセーフを狙おうとして、できてしまった場合「ギリギリだったけど問題ない」とあまりお勧めできない成功体験になってしまい、ギリギリまでやらないことが習慣になってしまうことも。当然、いつもギリギリでうまくいくはずはなく、失敗体験につながります。そしてネガティブな記憶は増幅します。それがまた先延ばしを後押ししてしまいます。
先延ばし負のスパイラルです。
発達障害の人は「当たり前」と思われる事に苦手さがあったりします。
「そんなことが面倒くさいの?」と思うようなことを先延ばしにしがちになってしまいます。こういったことが積み重なったまま大人になると、仕事のミスや社会とのズレ感を生んでしまうのです。
息子は、小学校の夏休みの宿題は、毎日やることを決めて書き出したら、ルーティン大好きASDなので、コツコツやれていました。
でも、イレギュラーが大の苦手なASDでもあるので、イレギュラー案件の「絵日記」を先延ばしにしてしまい、8月末は何とかして「絵日記」を完成させるべく、私もあの手この手を尽くしていましたスマホの写真を見せながらとかパソコンででっかく表示させたりとか・・・
そして息子のキングオブ先延ばし癖、我が家では、
「床にあるもの見えない病」
と呼ばれて恐れられていました。
洗濯物、リコーダー、ふでばこ、上履き、脱いだ体操服、遠足で使ったレジャーシート、連絡帳、プリント・・・様々なものが床の上にあるのですが、息子にだけは見えていないようで、一向に片付ける気配はありませんでした。
発達障害の先延ばし、このまま、中学生・高校生・大学生・大人になると、これはかなりまずいです
先延ばしの困りごとの一例を上げますと、
テストは一夜漬け
電気やガスや水道の支払いを
先延ばしして止められてしまう生活できません
ごみ出し先延ばしでゴミ屋敷
免許証の更新手続きを先延ばして失効に
手続きや支払いの期日を過ぎてしまった
衣替えをする前に季節が変わった
けっこう、大丈夫じゃない事になってしまいます
では、どうしたらいいのでしょうか?
まずは、「動き出す」ハードルを、ぐっと下げてあげましょう
動き出すときが一番エネルギーが必要です。
一つだけ、簡単なことから指示を出しましょう。
例えば、床に落ちている、リコーダー、ふでばこ、上履き、脱いだ体操服、レジャーシート、連絡帳、プリント、片付けて欲しい時には、
にこやかに、ゆっくりと、優しい声で、一つだけ、具体的に指示を出します
ただ「片付けなさい」と言われても、支援級キッズは、意外とどれからやればいいのか、具体的にどこにどうやって片付けたらいいか、分かっていないことが多いのです。
まずは一つだけ「どれから片付ける?」と選んでもらいましょう。
選んだら、それを「じゃあ、〇〇に戻そうか」と具体的に指示をしてあげましょう。
そして、動き出したら
「いいね、おかたづけしてくれて、うれしいな」
と、すかさず行動していることに注目した声がけをしましょう
はじめは、1つだけ、他はママが片付けてもOKです
次の日には、2つに増やす、また褒める、またその次の日には3つ…と少しずつ増やして続けます。
この「さっと動き出す」習慣がついてくると、目の前のやることを先延ばししないで、自分から片付けられるようになっていきます
他には、ご褒美でやる気スイッチを押すのもおススメです
例えば、お風呂に入るのを先延ばししてしまう場合には、「お風呂出たら、アイスクリーム食べてもいいよ!」という具合です
この場合でも、動き出したら必ず「おっ、お風呂入るんだね!」と行動に対して肯定の声がけを忘れずに
自分でできることが増えて、自信がついてくると、ご褒美がなくても動き出せるようになってきます
今の小さな成功体験が積み重なって、大人になった時の「先延ばし癖の困りごと」を、なくしてくれますよ
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