こんにちは!
\指示の出し方を変えるだけで/
勉強嫌いな支援級キッズの
やり抜く力をおうちで育て、
進路選択の幅がグンと広がる!
発達科学コミュニケーショントレーナー
家胡ふくです。
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今日は、「感覚過敏・感覚鈍麻」についてお話しします。
支援級には、
・イヤーマフをしている子、
・極寒の真冬でも「暑い暑い!」と半そで半ズボンの子、
・苦手な食べ物が異常に多い子、
・サングラスしている子、
・ぐにゃッとしてしまう子、
・耳を叩いちゃう子、
・手をつなぐのが苦手な子、
・バス酔いが激しくてママが付き添う子、
・食べる時にボロボロこぼしまくる子、
・セーターが嫌いな子、
・タグが気になりすぎて引きちぎる子、
など、いろんな感覚過敏・感覚鈍麻の困りごとがある子どもたちがいます。
支援級キッズのママなら「あー、あの子はあれね!」とたいてい察しがつくかと思いますが、一般の人から見ると、「サボってるのか?」「わがままか!」とネガティブに捉えられてしまう事も多いですよね?
特に、感覚過敏や鈍麻となかなか分かりにくい困りごとは、理解されなくて「我慢が足りない!」で片付けられてしまう事すらあります。
しかし、当の本人にとっては、日常生活に支障をきたすほどの不快な世界で生活しなければならない、針のむしろ状態なのです。不快だけど、まだ小さくて、その不快感を言葉にできない。
そんな、まだ小さい凸凹キッズは、言葉にできなくて、泣いたり癇癪を起こしたり、不機嫌だったり、ひどいと体調を崩したり、無気力になったりします。本人もつらいし、周りもなかなか気づいてあげられなくて、どうしてあげたらいいか分からずに困ってしまいます。
なぜ、支援級キッズには感覚過敏や鈍麻の子が多いのでしょうか?
すべての人には五感(視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚)があります。これらの感覚は、身体のさまざまな部分で外部からの刺激を受け取り、その情報を脳に伝達し、脳が理解し処理し、次の動きの指示を出します。
しかし、この情報処理のどこかの段階で、情報に過剰に反応してしまうことで感覚過敏が生じるといわれています。逆に極端に反応が少ないと感覚鈍麻が生じることになります。
これは脳の情報処理の問題であって、子どもが我慢や訓練で、感覚過敏や感覚鈍麻をコントロールすることは難しいのです。
うちの息子は、小学校の時に赤白帽子のゴムを「びよーん」と伸ばして、さらにガジガジ噛んで、いつも口にくわえていたようで、あっという間にゴムが伸びきってしまい、何度ゴムを付け替えたか覚えてないくらいです。
常に裁縫道具箱には大量のゴムがスタンバイしていました
小さいころは、街のイベントなどで「子どもはみんな大好きだよね!」とふわふわの風船を配ってること、多いですよね?
息子は、大きな音にかなり敏感で、
風船=割れる=でっかい音=こわい!
と、風船から、割れることを想定してしまい、その想像した音に恐怖を感じていました!万が一、うっかり手に持たされちゃったりすると、怖すぎて固まっていました
そんな時は「あー、ごめんなさい~、この子、風船が怖いんです。せっかくですが、お返ししますね。」とよくお返ししたものです
しかし、私はその感覚過敏に気が付くのが遅くて、もっと小さいころは「ほら~、風船だよー!」と無邪気に手に持たせたりしていました今考えると、本当にひどいことをしていました ごめんよ息子!
その特性を支援級の外で理解してもらうのは、なかなか難しいのです。しかし、いつか子どもたちは支援級を卒業して、外の世界に飛び出さなきゃいけませんよね?
いったい、どうしたらいいのでしょうか?
それは「感覚過敏・感覚鈍麻」は無理に直そうとしない!
不快さを回避する工夫をすることが大切なんです。
脳の機能に関わる問題があるため、その症状を完全に治すのは難しいと言われています。ですから、子どもが苦手意識や抵抗を感じることがあっても、無理にそれを克服させることはストレスが増えるだけです。絶対に避けるようにしましょう。
代わりに「苦手」な感覚を軽減する方法や工夫をする。
イヤーマフやサングラスなど、苦手な刺激を極力減らしましょう。
特に今の時期は、進級・進学・就職などで、環境が変わり、ストレスがかかり、感覚過敏が強く出てしまう時期です。
新しい環境に慣れるには、ストレスケアがとても大事です!
具体的には、ストレスを上回る「安心」「気持ちいい」をたくさん与えてあげましょう!
例えば、抱っこが好きなお子さんであれば、いつもより多く抱っこするとか、優しく「ぎゅー」と抱きしめるなど、お子さんが大好きな感覚をママとのスキンシップでいつもより多めに、与えてあげてください!
触れられるのが苦手なお子さんなら、大好きなふわふわのタオル、大好きなぬいぐるみなど、子どもの大好きな「かわいい」や「ふわふわ」など、子どもが触感を気にいているものを一緒に選んだり、買いに行ってもいいですね!
うちの息子は、赤白帽子のゴムをガジガジして、苦手感覚を回避していたんですね~、たくさんゴムが要りますが、それでストレス軽減になるならOKです
恐怖の風船も、もう街でもらうような年齢じゃないので、恐怖からは解放されています!
そうそう、息子は「野菜ソムリエ」になれるんじゃないか?というくらい繊細な舌を持っています!野菜の味のごくわずかな違いが分かるようです
特に大好き野菜のレタスとトマトの味は、精密センサーレベルで違いが分かるようです
息子が、「このトマトは〇〇だ」と言った時には、大人は目を閉じて、舌に全神経を集中してやっと息子の感じたものが分かるか分からないかレベルでした。野菜の味見もいっぱいできるし、うちの息子は野菜ソムリエ向きです
美味しい野菜はテーブルに置いてあると、息子がどんどんつまみ食いしてしまうので、うっかり置けません マジでこれ!
我が家の「はらぺこあおむし」です
「レタス食べすぎ!」って止められる子ってあんまりいませんよね・・
感覚過敏・鈍麻は、やさしく育てたら
スペシャルな「才能」になりますよ
ママの腕の見せどころです
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家胡 ふく
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