うちの子、ぜんぜん名前を覚えられない！！

こんにちは！

＼指示の出し方を変えるだけで／
勉強嫌いな支援級キッズの
やり抜く力をおうちで育て、
進路選択の幅がグンと広がる！

発達科学コミュニケーショントレーナー
家胡ふくです。

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今日は、「名前を覚えられない子」についてお話しします。

うちの子、本当に人の名前が覚えられないんです～、

という話題、支援級あるあるですよね。

うちの息子も例外なくそれです。時々びっくりするレベルです

中学の交流級の先生の名前、卒業式当日でも、覚えていませんでした

こっそり教えてあげると「あー、聞いたことある」というレベルの記憶のされ方でした

同じクラスの女子と気が合っていっぱいしゃべった！と教えてくれたので、何て名前の子？と聞くと、

「えっと、、、『はやししいの』さんかな～？」

あれ、なんか違和感・・クラス名簿を取り出してみると、

苗字が「はやし」さんという子と、

苗字が「しいの」さんという子がいる！

どっちやねん？ってゆーか合体してるぞ！フュージョンか

っと突っ込みましたが、息子にとっては『名前なんてどーもいい』ことのようで、

「その子は人間より大きい動物が苦手なんだよ！」というレア情報をより深く記憶しておりました。

なぜ、支援級キッズは名前を覚えるのが苦手なんでしょう？
なぜ、大好きな電車やポケモンやユーチューバーの名前はバッチリ覚えることができるのでしょう？

どうしてそんな特殊な記憶の仕方なのかというと、支援級キッズの特性と、脳の記憶に関わる部位に凸凹があるからです。

　　　　　　　
ＡＳＤ(自閉スペクトラム症)の特性が強い人は、人の顔や名前を覚える事が特に苦手です。これはＡＳＤの特性であるコミュニケーションや社会性の低さが関係していると言われます。

彼らの興味の対象は、多くの場合特定の領域に限定されます。例えば、電車やポケモンなど特定の物に関して深い専門知識を持つことがあります。

しかし、一般的な流行や社会的なことにはあまり関心がありません。つまり、他人の存在自体が彼らの興味の範囲外にあるのです。また、彼らは相手の感情をジェスチャーや表情から読み取るのが苦手です。

最近の研究により、発達凸凹の人の中には、記憶に関する脳の一部の機能が弱いことが明らかになっています。特に顔認識に関しては脳の「側頭連合野」という領域が深く関係しています。ここは「人間の顔」や「顔に見えるもの」に反応する「顔細胞（顔ニューロン）」と呼ばれる神経細胞があります。発達凸凹の人はその脳の部位が活性化しにくい傾向があると言われています。

また、海馬と言われる部位は特に、「ワーキングメモリー（短期記憶）」の形成に深く関わります。支援級キッズは「ワーキングメモリーが弱いですね」と言われる事が多いですよね？
この部位の発達不足が、記憶の定着や再生に関わり、名前を覚えられないのです。

ざっくり簡単に言うと、ワーキングメモリーが弱い。
自分の興味あるものしか脳が働かない。
ということですね♪

しかし、今は笑いごとで済まされていますが、これをこのまま放置して大人になると、いろいろと困りごとやトラブルに発展するのは安易に想像できますよね？

・何で名前を覚えてくれないの？と交友関係に亀裂をもたらす！
・名前で呼びかけることが出来なくて困る！
・名前を取り違えたり、仕事上重大なトラブルになりかねない！
・職場で名前を覚えることは、仕事上のマナーという世の中の常識。

と、大人になったら大問題です
今のうちにどうにかしてあげたいですよね？

でも、どうしたらいいんでしょうか？