住宅業界に限ったことではないと思いますが、都合が悪くなったときにありもしない嘘で保身に走る人の多さに嫌になってしまう事が多々あります。
住宅業界では一つのミスが数万円から何十万、何百万にもなる世界なので特にミスを認めない傾向が強いと思います。
しかも住宅を作る際は複数の業者が現場を出入するので、大小様々なトラブルが社内でも社外でも下請け業者間でも、色んなところで勃発しています。
トラブルが起きたら、誰がどの程度の責任を負わなければならないかという話になるので
言い訳やアピール合戦が始まります。
例えば"完成後"にダウンライトの位置が違う事に気づいた時。
図面を送った送ってない
言った言わない
いうタイミングが悪い
図面がわかりづらい
口では言われたけど紙では貰ってない
間違えたけど途中で確認しない方も悪い
ここにこれがあったから出来なかった
とか。
何かにこじつけて責任を軽くする
もしくは一切悪くないというスタンスを決め込む人が絶対出てきます。
それが本当かもしれないし嘘かもしれないから、とりあえず関与した可能性のある人は全員何かしら悪かったよね
と、まとめられてしまい、責任が分散されてしまいます。
お客さんからした
「なんでもいいから早く直してくれ」
と思うところですが
完成後に埋め込みのダウンライトを移動しようとすると
電気屋、大工、クロス屋、営業、工事監督など、
裏で責任の所在がどこにあるかを確認しないと是正工事にかかるお金の出所がハッキリしないために見切り発車で業者を動かすことが出来ないのです。
結果、うだうだやっているうちにお客さんからいつやるのかと催促がきて、渋々お客さんの圧力に耐えかねた営業が自腹を切るなんて事も珍しくないのですが…
(最近は自腹とかないと思いますが…)
そのままバックレる人もいます
経験の浅い若い営業が一人立ちした最初の現場で問題が発覚した際、
散々工事部のミスだと豪語していたのに営業のミスだとわかる書面が出てきて、言い訳できなくなった次の日、
"辞めます"と手書きの紙をFAXで送ってきて、
それ以来出社しなかった社員がいたと聞いたときは少し笑いました。なぜFAX
何度も確認してミスを無くすか、適切に現場管理して簡単に直せるタイミングで間違いに気づく事が一番です