たいていの人は家を買うときに

住宅ローンを組むと思います。


そんな中で

このお客さんの属性では住宅ローン組めないでしょ…と内心思っていたにも関わらず、審査が通って家が買えた人を紹介します。事実に基づいていますが、不動産屋に聞いた話も含みます。


(※属性:業界用語です。収入や勤め先、自己資金や家族構成、勤続年数等、購入可能な能力があるかを総じて、属性が良い悪いとか、ちょっと弱いね…等、会話で頻繁に使われます。)


1位  年収の11倍借りた人

 

え、9倍、10倍でも心配なのに11倍?!とびっくりでしたが、かなり若い、公務員の方でした。今後の収入が安定して上昇することがおおむね確約されているので銀行も審査が通せたのだと思います。やはり公務員は強い!


2位 50代パートの母と20代契約社員の娘

 

 これはかなりびっくりしました。二人合わせても事務職のサラリーマンと同等の収入にも関わらず、パート母と契約社員娘の連名契約。どちらも職を失ったり収入が減少する可能性が正社員よりも高い事を考えると貸す側の金融機関にも問題があるのでは?と思ってしまいました。新築戸建の売買を担当した仲介会社に聞いた話ですが、自分なら「本当に大丈夫ですか?やめた方がいいのでは?」と正直に言ってしまいそうなものですが仲介担当者は「大丈夫なんじゃないですか?」という感じで…恐ろしい。


3位 ブラックリスト入りの人


 これはよくあるっちゃある話ですが、カードローンの延滞を繰り返していたり破産経験があったりする人です。なんだかんだ5年ぐらい経つとリセットされて住宅ローン組めちゃうのですが、個人的に金貸す相手を選ぶならこのような人には1円も貸したくないので大金を貸す金融機関はすごいなぁ。


4位 他の会社で買えないと通告された人


 前の記事でも触れた事ですが、営業担当が「この人の属性では買えない!」と判断して手放した客が、実は買える人だった!みたいな事です。こういうのがあるからお客さんは諦めずに業者を転々とすることになってしまうのです…。もっと親切で経験豊富な営業さんに当たっていれば…と思うかもしれません。


 

ただし物申す経験の浅い担当者ですら「この人は買えない」と思ってしまう属性では、住宅ローンの審査が通ったからといって安易に喜んで家を買うのって、やっぱりリスクがあるとも思います。

持ち家を諦めきれない気持ちもとても分かりますが、最初の営業マンの意見を鵜呑みにして購入を諦めた方が良かった…なんて事にならないように無理なく支払える予算で考えたいですね!