文部科学省が、紙の教科書の「代替教材」としているデジタル教科書を正式な教科書とするそうです。
2025.1.19の読売新聞1面トップと3面(総合)に掲載されていました。
紙の教科書を使うか、デジタルにするかは、各教育委員会が決める「選択制」の導入を検討しているそうです。
紙かデジタルかは、自治体が判断し、どちらかを配布するそうです。
デジタルの学習効果を巡っては、
記憶が定着しにくい、視力の低下などの悪影響も懸念されているそうです。
教科書のデジタル化が進んだスウェーデンは、
紙の教科書や手書きを重視する方向に舵を切ったそうです。
両方配布して、先生が教えやすいほうを選ぶことは出来ないのでしょうか。
教育委員会が選択するということになると、
町によってデジタルで勉強した子と、
紙で勉強した子がいるということになりますが、
教科書の内容の精査や各課題、また習熟度などは、どのように考えるのでしょうか。
どうしたら、学習効果が上がるのかは、誰が考えるのでしょうか。
なんだか不思議です。
IT教育やデジタル化の遅れを心配するのであれば、
そのための教育をしなければならないと思いますが、
どうして、国が主導とならないのでしょうか。
先生が教えやすく、生徒が理解しやすい方法を模索したら、
「この内容は、紙が良いね。これはデジタルの方がわかりやすいね」
などと、内容ありきになるのではないかと思うのですが、
それをすべて教育委員会と情報共有し、「デジタル」・「紙」となるのでしょうか。
デジタルと舵を切った自治体は、
すべての子どもたちにデジタル教科書が無料でいくのだと思いますが、
予算は大丈夫なのでしょうか。
保護者の皆さま、この件はが多い気がするのですが・・・。
動向、チェックです。