保護者の皆さま、
大学入試の学力テスト実施は、2月1日以降となっています
。
文部科学省は、実施した東洋大学と大東文化大学に対し、
順守するよう指導したそうです。
「検討する」と両大学は持ち帰り、選抜は予定通り行われたそうです。
2024.12.17の読売新聞27面(社会)に掲載されていました。
この件は、いくつか整理するべきことがありそうです。
①11月～12月に基礎学力テストをすると、
高校教育に悪影響が出ると高校側が言っている。
②文科省に注意されても、2大学は実施した。
③関西の大学では慣習化しているのに指導は矛盾していると東洋大は言っている。
④文科省は、関西の大学は見逃している。
これらを見ると、
「高校生のためにどうしたら良いか」を考えている意見がないような気がするのですが、いかがでしょうか。
①は一見、それらしいのですが、
例えば、夏休みなどを使って、「基礎学力テスト」対策をするとか、そんな話はないようです。
あくまで、高校教育もマイペースです。
②は、注意ではなくて、ルールなら禁止にしたら良いのではないかと思います。
③は、〇〇がやっているから・・・というのはどうなのかということと、東洋大よりもっと受験生が減っている大学はたくさんあるのに・・・。という感がします。
④は、②と同様、すべて「禁止」です。なぜ、関西は見逃しているのか不思議です。
大学で４年間勉強するために、入学試験を受けるのですから、
いつのタイミングでも学力テストがあるのは当たり前で、
11月～12月が良いか、2月が良いか、本人が決めれば良いのではないかと思います。
また、学力テストを受けない入試は、各大学にありますが、
学力テストで受かるくらいの実力がなければ、
やっぱり授業についていくのは厳しいし、
周りの人に追いつくために、
大学に入学してから、必死に勉強する現実があることを覚悟しなければならないことを、知っておいてもらいたいです。