映画「リリーのすべて」

少し前になりますが試写会に行ってきましたね！

この映画は世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人のリリー・エルベさんの実話に基づくお話です！

あらすじは…

風景画家のアイナーは肖像画家の妻ゲルダと共に公私ともに充実した日々を送っていた。

そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけにアイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来リリーという名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困難と苦悩を深めていく。

一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するようになる。

まず見終わって初めに出てきた感想は

綺麗…！

アイナーを理解し支えて愛し続けたゲルダも

どんどん自分の内側に気づいて悩みながらも変わっていくリリーも。それにデンマークのお洋服というか、布の質感まで伝わってくるような…繊細な映像が、

とにかく綺麗でせつなくて何回もため息がでました。

自分の愛している旦那さんが悩みながらも夫から女性になっていくのをそばで見守って支えるってどんな気持ちなんだろう、、

初めの頃のゲルダはとにかく可憐で無邪気で可愛いんです、でもだんだんと強くなっていくのがせつないんだけど美しくて心奪われましたワタシは。

どっちのゲルダもいい。

ワタシは第三者の立場で見てるから悩んでるアイナーを見てどうにかアイナーの気持ちの向く方に応援したいという気持ちになったけど、果たして自分がゲルダの立場だったら応援できるんだろうか…愛とは…ムムム…と見終わったあと考え込んでしまいました。

ゲルダもリリーも、強い女性は美しいなと思える映画です！

しかもそのゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルさんが第88回アカデミー賞授賞式に初ノミネートされ、見事助演女優賞に輝いたそうですー！！すごい！

無邪気なゲルダも悩ましいゲルダも強いゲルダも素敵だからぜひ見てほしいです！

と、なんだか最後にヲタヲタしくなってしまいましたが、笑

本当に素敵な映画なのでみなさんぜひ！

「リリーのすべて」

2016.3.18（金）TOHOシネマズ梅田 他全国ロードショー

配給:東宝東和

さやか