世界で唯一日本人の腸だけが、海草類に含有する多糖類を消化分解できる。
それは、分解酵素を作り出す遺伝子を、腸内に住むバクテリアが海の微生物から取り込んだため。
そんな説が、フランスの学者らによって科学誌ネイチャーに発表された。
それによると日本人は8世紀にはすでに海苔(のり)を食料にしていたが、かつては焼かずに食した。
それによって、海草に住むバクテリアからその遺伝子を取り込むことが出来たらしい。
近海に繁茂(はんも)する海草を栄養源の一つに加えられることは、種族存続の意味においても幸運といえる。
何より熱いシャリに乗せて食べる(板)海苔は旨い。🍚🥢
海苔弁(のりべん)を買(こ)うて夕焼(ゆやけ)を帰りけり をさむ