久々の更新です。
中之条ビエンナーレ2019が始まりました。
共感に値する作品を個人的に挙げてみたいと思います。
『同一性と差異』 稲垣立男+法政大学国際文化学部稲垣ゼミ
会場 もりやま
この作品には①1分を数える、②ノルウェーの森を読む、③駄菓子を食べるという複数の人たちに3つの同じことをしてもらっている映像が流れています。これが「同一性」、しかし同じことをしているうちに一人一人に違いが出てくる。それが「差異」。
社会とは、結局そういうもんなんだ、ということがわかります。個性を集団に没するということがいかにくだらない、ということ、に気づく作品でした。
『トラヤ コレクション』 蓮輪康人
会場 トラヤ
トラヤとはこの地域にある婦人服衣料店でもう閉店しています。トラヤの服でファッションショーしている映像が流れていて、地域のご婦人のトラヤへの思いをインタヴューした映像引き続き流れます。
この作品はアート、人、地域、思い入れ等を一本の複雑な線でつなぎ合わせたものだと思います。
ボクが非常に気に入った作品のひとつです。