記念すべき初回の投稿は耐震性の考え方です。

カタログを見ても展示場へ行ってもメーカー毎に何が違うのかわからないという方が

ほとんどだと思います。

 

全3回にわたって耐震性について分かりやすく説明します。

➀は木造と鉄骨の違い、特徴についてです。

少し遠回りに感じてメーカー比較を早くしてほしいと思う方も

いるかと思いますがここがかなり重要なのでまずはここから話を始めます。

 

皆さん、木造住宅と、鉄骨住宅についてそれぞれどんなイメージをお持ちでしょうか?

 

木造は木のぬくもりを感じる、地震には強いのかな?、築40年の実家は寒いけど。。。

鉄骨は地震に強そうだけど寒そう

 

など様々な印象を思っているかと思います。

 

まず、高温多湿で四季のある日本には木造が良いと個人的には思います。

昔の日本の家は夏の暮らしを重視して作られてきています。

だから隙間風で寒いイメージを持つ方も多いかもしれません。

(脱線して断熱の話に行ってしまいそうなので話を戻します。)

 

かつてから地震の多かった日本は揺れによる衝撃を抑えるために木造住宅が普及したという

経緯もあります。世界各国の家の作り方は気候風土や地理的要因にかなり影響を受けているのです。

 

では、なぜ木造は弱い、鉄骨は強いというイメージが付いているのでしょうか?

それは戦前(鎖国時代)日本が世界の産業から遅れをかなり取っていた時代に

外から住宅の大量建築が必要となり日本に入ってきたのが鉄骨住宅だからです。

 

200年以上も世界から遅れを取っていた作りと比べたら鉄骨の方が優れていると感じるのは当然よね。

 

実際地震で倒壊している木造の建物の築年数はかなり経っているものが多く、日本における木造住宅の比率も

85%以上のためそもそも木造関連の報道が多くなるよね。

 

だから基本的には軽い構造材である木造がお勧めなんだけど、

鉄骨にも魅力はあって、それは大きな空間を取りつつ耐震性を確保できるところ!

 

これは次で詳しく説明(ハウスメーカー比較耐震性編②)で説明するけど

鉄骨木造にもそれぞれ構造をさらに細分化することが大事

 

本投稿のまとめとしては

木造は高温多湿で四季があり地震の多い日本に向いた作り

(メリット:構造材が軽く、揺れにくい デメリットは大きな空間が取りにくい)

 

鉄骨は大きな空間を取りつつ耐震性を確保できるが建物を倒壊させない為に揺あえて揺らす必要がある

(今回ではあまり触れていないけど大事なことだから頭に入れておいてね)

 

上記の特徴を抑えて次回②をお楽しみに

③でメーカー比較ランキングを発表するよ。