喰らえぇ~!!




オイラは膝を、野郎の腿に押し当てた!



ウリャウリャ~



これが痛くないはずがない!!








!Σ( ̄□ ̄;









コイツ…







まだニヤケてる?!







もう…


彼女を守る為にはコレしかない…



オイラもヨォ、騒ぎは大きくしたくねぇんだ…



でもよ、君が犯罪に走るのを黙認はできねぇ…







周囲の人達もオイラの味方だ!


明らかに怪しい
冴えない君との戦いにも気付いてくれているようだ。







次の停車駅が近づく。







電車にブレーキがかかり始めたその時、






オイラは…







冴えない君の首を掴み、こう言った。









『テンメェ~!降りろコノ野郎!!』







オイラの言葉をきっかけに、数人が奴を押さえた。








オイラは…







オイラはヒーローになるはずだった…





みんなも

『アンタァ良くやった!』
って目で見てたじゃねぇか…







なのになんだよ…








そりゃぁ~ないぜ(T-T)










電車が止まり、ドアが開いた。





オイラは奴を引きずり降ろした。








『私の彼氏なんですけど!』















みんな…






オイラ…悪いことはしてねぇよ?





みんなもコイツを痴漢だと思っただろ?!



思ってたから協力したんだろ?










オイラは閉まる扉の向こうから笑われた…







みんなクスクスとオイラを笑ってる…










オイラは…







彼女の匂いにウットリする彼氏を…





痴漢と間違えたんだ…








オイラが降りる駅は桜木町。








この電車に乗って帰りたかった。






ライブ帰りの疲れ果てた
この身体を…





早く家に帰って休めたかった…








閉まる扉をただ黙って見る事しか出来なかった。









だってよ…









乗れるわきゃねぇだろ?








アベックを痴漢と間違えたオイラを








みんな笑いながら見てんだからよ…









もう…
誰も信じない…







って言うか、
会話ぐらいしろよ!
まぎらわしい(;`皿´)








完。



☆☆☆☆☆

ちょっと大袈裟に書いたけどよ、

マジなんだぜ(  ̄ー ̄)


もう10年ぐらい前の話しだけどな…