絶望の話を書いていたら思い出した。ともに末期がんの老夫婦の話。どうも人生末期になると昔の話をする人が多い。この人も若い頃さんざん遊んで家庭を省みなかっらしい。奥様が子供も自分の親のことも面倒見てきてくれて、自分ががんになって困ってたら、妻もがんだって知って、罪滅ぼしで、それからできることは頑張ったって。でも何しても許してくれない。私も奥様に関係性の修復に関わったが、何十年もの恨みは重いよね。他人がよりを戻せるほど簡単なものではない。彼は献身的に奥様に関わるうちに治療が効き痛みもとれたが、奥様はどんどん悪化の一途。朦朧としながらも彼を責め立てる、罵倒の嵐って、こんな感じか?おお怖~。そして、予想通り奥様は天国に旅立たれたの。残された彼は茫然自失、修復できずの未完のままとなった。絶望はさらに自分をおとしめていく。ある時生前の奥様をしのびながら悲嘆療法を試してみた。混沌とした精神状態ではすでにこころはトランス状態だから、奥様をイメージで思い出したら笑顔で楽しくやっている様子だという。そして、温かく受け入れ許してくれたって。絶望も希望に変わることがある。それが大事!もっと大事なことは若いときから家族を大事にすることか!反省。
緩和ケア病棟HP(http://iedatherapy.jp/hp/
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