おはようございます。茨城のひのきです。
今回は我が家の建築の中で感じた窓計画の際のコツと反省を書いていこうかと思います。
①窓は断熱欠損と構造の弱点と考えるべし!
最初からちょっと言いすぎですかね?
まずは前提と考え方の基本。
いろんな人が書いてくれていますけど、仮に樹脂サッシのトリプルガラスのAPW430だとしても、通常の壁の断熱で考えると高性能GW40mm程度の断熱性能しかありません。窓をつければつけるほど、家の断熱性能は下がっていきます。(断熱性能であって、温熱性能じゃないですよ)
なので、窓一つ一つの意味を考えて配置する必要があります。
ありがちなのは、トイレ、お風呂、脱衣所(洗濯機の上とか)、ウォークインクロゼットの窓ですね。
絶対にいらないというわけではないのですが、絶対に必要という窓でもない場合が多いのでないでしょうか?
その窓には、日射取得、採光、通風、景観等々何の意味があるか考えて、意味がないと思えるものは固定観念を振り切って無くすのも手です。
トイレに窓をつけるのは昔ながらの癖だと言い切る温熱系の建築家さんもいるくらいですからね。
それに加えて、窓を配置するところは当たり前ですが、耐力壁にはなりません。構造上の弱点になります。
まぁ別のところでしっかり必要な耐力壁が取れていれば全く問題ないのですが、無駄につければその分、他に回すわけで、間取りの制約になりますね。
無駄な窓は百害あって一利なし!
まぁ、、、我が家ができているかというと、実はできていませんが
トイレにもウォーキングクローゼットにも、お風呂にも脱衣所にもあります(ぉぃ
もう少し、精査できたなぁと改めて感じています。
②小さい窓をたくさん配置するより、大きい窓を一つ配置する方が暖かい!安い!
イメージは上みたいな感じですかね。(a)の例も(b)の例も窓の設置に必要なスペースは同じです。
デザイン性で小さな窓を複数組み合わせる場合がありますが、日射取得、断熱性の面ではあまり良い方法でありません。
窓はサッシ部分がガラス部分よりも断熱性能が悪いため、小さい窓が複数だとサッシ部分が増えて、ガラス部分が減ります。
窓と窓の間隔にもよりますが、窓と窓の間には断熱材は入りません。窓台の木材が入るので断熱性能はさらに下がります。
逆に一つの窓にまとめると、ガラス部分が増えて、断熱性能が向上し、日射取得がよりできるようになることで家の中が暖かくなりやすくなります。もちろんコストも下がります。
この辺のコツは、我が家の設計の中で窓サイズを色々変えながら、燃費シミュレーションしていた際にも如実に燃費に表れていました。
まぁデザイン性を優先したい場合もあるでしょうけど、もしハウスメーカーの言うとおりに、深く考えずに配置しているのなら一度検討してみてもよいと思います。
長くなりそうなので、続きはまた後日。
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